読み上げ原稿｜地震のあとの、火事。通電火災と、そのあとの手続き
30分講座・スライド17枚／出典: 防災士・安心こちゃん（annsinnkotyann.com）

・スライド番号の順に読んでください。ご自分の言葉に直していただいて構いません。
・1枚あたり20〜60秒が目安です。読み上げだけで7〜11分ほど、質疑と間を入れて30分になります。

── スライド 1｜表紙 ──
画面の文字: 地震のあとの、火事／通電火災と、そのあとの手続き　火が出る前と、出たあと｜30分講座

地震の火事は、揺れている間に出るとはかぎりません。停電が直った瞬間に出る火があります。今日は、その仕組みと、防ぐための一手、そして火事のあとに使える制度までをお話しします。

── スライド 2｜結論 ──
画面の文字: 先に結論　火を確かめるのは、揺れが収まってから／家を離れる時は、ブレーカーを落とす／天井に火が届いたら、消さずに逃げる

先に結論です。3つあります。火を確かめるのは、揺れが収まってから。揺れている最中にコンロまで歩くほうが危険だからです。家を離れる時は、ブレーカーを落とす。地震の火事でいちばん多い原因が、電気だからです。天井に火が届いたら、消さずに逃げる。消火器で消せるのは、天井に届くまでだからです。この3つを覚えて帰ってもらえれば、今日の講座は成功です。

── スライド 3｜場面（輪島の火事） ──
画面の文字: こんな日に起きました　2024年1月1日、夕方。地震のあと、火が出て、消防車は道路の先から進めなかった　能登半島地震のあと、輪島の朝市で大きな火事が起きました。／焼失面積 約4万9千平方メートル（東京ドーム1個分ほど）／焼損棟数 約240棟

2024年1月1日、能登半島地震のあと、輪島の朝市で大きな火事が起きました。焼失面積はおよそ4万9千平方メートル。東京ドーム1個分ほどの広さです。焼損した建物はおよそ240棟です。木造の建物が密集していて、道路が壊れて消防車が現場に近づけない。断水で消火栓が使えず、建物の倒壊で使えない防火水槽もありました。風もありました。地震の火事は、地震そのものとは別の顔をしています。

── スライド 4｜地震の火事は3つの原因から ──
画面の文字: 原因は、大きく3つ　電気（通電火災）／ガス／暖房器具

地震のあとの火事は、大きく3つの原因から起きます。電気、ガス、暖房器具です。今日は、家庭で手が打てる3つに絞ってお話しします。このうち、いちばん多いのが電気です。地震で家具や家電が倒れ、電気のコードが傷つく。そこへ電気が戻った時に火が出ます。これを通電火災といいます。

── スライド 5｜通電火災 ──
画面の文字: 通電火災とは　火が出るのは、電気が戻った瞬間　倒れた家電、傷んだコード、／つけっぱなしの暖房。／誰もいない家で火が出ます

通電火災のこわさは、誰もいない家で火が出ることです。地震で停電する。家族は避難所へ行く。早ければ数十分で試送電が行われ、電気が戻ります。倒れた家電や、家具の下敷きになったコード、つけっぱなしだった暖房器具に、そのまま電気が流れます。避難した先から、自分の家の火事を止めることはできません。

── スライド 6｜データの1枚（出火原因） ──
画面の文字: （データの1枚）

数字を1つ見ます。阪神・淡路大震災で起きた火事は285件。そのうち146件は原因が分かっていません。原因が分かった139件を調べると、電気に関係する物が85件で、およそ6割でした。コンセント、コード、家電。どれも、電気を止めれば火が出ません。だから、家を離れる時にブレーカーを落とす、というたった一手が効きます。

── スライド 7｜防ぐ一手 ──
画面の文字: 家を離れる時の一手　ブレーカーを落としてから、家を出る　戻って電気を入れる前に、／熱の出る家電のプラグを抜いて回る

防ぐ方法は単純です。家を離れる時に、分電盤のいちばん大きいスイッチを落としてから出る。これだけです。そして戻ってきた時は、ブレーカーを入れる前に、アイロンやヒーターなど熱の出る家電のプラグを抜いて回ります。停電の前に使っていた物が、そのままになっていることがあります。壁の中の配線や、家電の内部の傷みは、外から見ても分かりません。入れたあとも、しばらく様子を見てください。

── スライド 8｜自動で落とす道具 ──
画面の文字: 思い出せない時のために　感震ブレーカー　大きな揺れを感知して、自動で電気を止めます。／取り付けの補助がある自治体があります

あわてて家を出て、ブレーカーを忘れることもあります。そのために、揺れを感知して自動で電気を止める感震ブレーカーという道具があります。分電盤に付ける物からコンセントに差す物、おもりで落とす簡易な物まで4つの種類があります。取り付けに補助を出している自治体があるので、お住まいの市区町村で確かめてみてください。

── スライド 9｜料理中の地震 ──
画面の文字: 料理中に揺れたら　火を消しに行かない　コンロは震度約4以上で自動消火する機種があり、／ガスメーターは震度5相当以上で遮断します。／確かめるのは収まってから

料理の途中で大きく揺れたら、火を消しに行かないでください。揺れている最中にコンロまで歩くほうが危険です。最近のコンロには、震度4くらいの揺れで自動的に火を消す機能が付いている物があります。さらに、家のガスメーターは震度5相当以上の揺れでガスそのものを止めます。台所は、包丁や食器が飛ぶ部屋でもあります。まず頭を守って、火は揺れが収まってから確かめてください。見るのは、火が消えているかと、ガスの臭いです。臭う時は、メーターを触らずにガス会社へ連絡してください。

── スライド 10｜消すか、逃げるか ──
画面の文字: 線引きは1つだけ　天井に火が届いたら、消さずに逃げる　それより下なら、消火器で消せます

火が出た時の線引きは1つだけです。天井に火が届いたら、消そうとせずに逃げてください。それより下なら、消火器で消せます。消火器の使い方は3つの動作です。安全栓を引き抜く、ホースをはずして火元に向ける、レバーを強くにぎる。火の根元をねらって、手前からほうきで掃くように出します。1本が出る時間は十数秒から数十秒しかないので、無駄打ちしないでください。

── スライド 11｜煙 ──
画面の文字: 煙から逃げる　姿勢を低く。口と鼻を覆う　煙は上に上がります。腰より低い高さで動きます。／建物火災で亡くなった1,199人のうち、／一酸化炭素中毒・窒息は422人（35.2%）

火事で命を奪うのは、炎だけではありません。消防白書によると、建物火災で亡くなった1,199人のうち、422人、およそ3人に1人が一酸化炭素中毒か窒息です。煙は上に上がるので、低い所に空気が残ります。腰より低い姿勢で、口と鼻を覆って動いてください。ハンカチでも袖でも構いません。濡らすために時間を使わないでください。煙の中では数メートル先も見えません。だから、出口が1つしかない部屋を作らないでください。

── スライド 12｜落とし穴 ──
画面の文字: 落とし穴　消防車が来られない／風で、風下へ広がる／木造が密集していると、隣から来る

落とし穴を3つ。地震で道路が壊れると、消防車が現場まで来られません。風が強い日は、風下へ一気に広がります。そして木造の建物が密集している地域では、自分の家が無事でも、隣から火が来ます。逃げる先は、市区町村が決めた避難場所です。原則は徒歩です。自分の家の予防だけでは、足りないことがあります。

── スライド 13｜図解・時間の順番 ──
画面の文字: 火事は、時間の順番で見ます　揺れている間＝動かない／収まったら＝火を確かめる／家を出る時＝ブレーカー／戻った時＝プラグを抜いてから入れる／火が出たら＝天井が線引き

ここまでを1枚にまとめました。揺れている間は動かない。歩くほうが、落ちてくる物に当たるからです。収まったら火を確かめる。家を出る時はブレーカー。戻った時はプラグを抜いてから入れる。火が出たら、天井が線引き。写真に撮っておいてもらって大丈夫です。

── スライド 14｜火事のあと ①写真と罹災証明 ──
画面の文字: 火事のあと ①　写真を撮る →片づける →申請する　火事の罹災証明は消防署。／風水害と地震は市役所です

ここからは、火事のあとの話です。片づける前に、写真を撮ってください。被害の全体が分かる引きの1枚と、壊れた場所の寄りの数枚。スマホでその日のうちに撮ります。あとの手続きで、被害を証明する書類が要るからです。火事の罹災証明は消防署、風水害と地震の罹災証明は市役所。窓口が2つに分かれています。

── スライド 15｜火事のあと ②見舞金 ──
画面の文字: （データの1枚）申請しないと出ない自治体がほとんどです

災害の支援金は最大300万円、という話は有名ですが、家1軒の火事で動くのは国の制度ではなく、市区町村の災害見舞金です。額は数万円が中心で、同じ全焼でも住む場所で違います。そして、地震は対象外という自治体もあります。多くは申請しないと出ません。生活を立て直すお金ではありませんが、いちばん早く届くお金です。ここで、保険の話を1つだけ。地震が原因の火事は、火災保険では出ません。地震・噴火・津波が原因の火災は、火災保険の補償の外だからです。備えるには、火災保険に付帯する地震保険を契約します。地震保険は、単独では入れません。保険証券に地震保険が付いているかを、今日のうちに確かめてください。

── スライド 16｜今日できること ──
画面の文字: 今日できること　分電盤の場所を、家族で見に行く　全員が場所を言えて、手が届くか。1分で終わります

まずはひとつだけ。今日、家族で分電盤、ブレーカーの箱を見に行ってください。全員が場所を言えるか。手が届くか。前に物が積んであって開けられない家もあります。1分で終わります。家を出る時にブレーカーを落とせるのは、場所を知っている人だけです。

── スライド 17｜出典と使用条件 ──
画面の文字: 出典・使用条件

（読み上げなし。出典と使用条件の1枚です。質疑の間は、この1枚を映したままにしてください）

── 使用条件 ──
出典「防災士・安心こちゃん（annsinnkotyann.com）」を書いていただければ、切っても足しても、自分の言葉に直しても使えます。講座・研修・授業・社内教育・自治会の勉強会、すべて可。丸ごと売り物の教材に入れること、他のサイトで再配布することはご遠慮ください。数字は資料内の出典の日付時点の物です。
