ホームセンターの棚から商品が消えた!南海トラフ地震臨時情報が教えてくれたこと
皆さん、こんにちは!あなたの防災アドバイザー、「安心こちゃん」です。
先日、2024年8月8日に宮崎県沖の日向灘で発生したM7.1の地震をきっかけに、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。この情報を受け、多くの方が防災用品の確保に動き、ホームセンターでは一時的に商品が棚から消える事態が発生しました。
安心こちゃんも、追加の防災用品を求めてホームセンターへ向かいましたが、そこで目の当たりにしたのは、想像以上の品薄状態。特に防災コーナーの棚は空っぽで、日頃からの備えの重要性を改めて痛感しました。
この臨時情報は幸いにも巨大地震には繋がりませんでしたが、私たちに多くの教訓を与えてくれました。今回は、この出来事を通じて見えてきた現状と、本当に必要な防災対策、特に「水」の備えについて深掘りしていきたいと思います。
臨時情報発表後のリアル:ホームセンターで何が起きた?
臨時情報が発表された直後から、ホームセンターには多くの人々が詰めかけました。店員さんにお話を伺うと、
「8日の夕方過ぎからお客様が急増し、まず水とお米が飛ぶように売れました。その後、地震関連の用品全般に需要が集中し、あっという間に棚が空になりました。」
とのこと。別のホームセンターでは、
「朝からレジには長蛇の列ができ、特に家具を固定する突っ張り棒は早々に売り切れてしまいました。耐震用の突っ張り棒の売上は、この1週間で通常の10倍にも達しました。」
という状況だったそうです。
具体的に品薄になった商品は以下の通りです。
- 水・お米:生命維持に不可欠なため、真っ先に需要が高まりました。
- 耐震用突っ張り棒:家具の転倒防止に。地震発生時の安全確保の意識の高まりが見えます。
- アイラップ(高密度ポリエチレン袋):湯煎調理や冷凍保存、ゴミ袋としても使える万能アイテム。SNSでの情報拡散もあり、売上は地震前の4倍になった店舗も。
- 猫砂・ペットシーツ:ペットも大切な家族。ペット用の防災用品も需要が急増。
- ガス缶:カセットコンロ用のガス缶。ライフライン停止時の調理に必須です。
これらはほんの一例で、ありとあらゆる防災関連商品が品薄、または売り切れ状態となっていたのです。
最重要!「水」の備蓄は大丈夫?ウォータータンク驚異の売上100倍!
中でも特に深刻だったのが「水」の不足です。あるホームセンターでは、2リットルや500ミリリットルのペットボトル飲料水はもちろんのこと、ウォータータンクの売上が前週比でなんと100倍にもなったそうです!
地震前は週に1~2個しか売れなかったポリタンクが、地震後は1日に100~150個以上も売れたというのですから、その需要の凄まじさがわかります。
普段は「いつか買おう」と思っていたものが、いざという時には手に入らなくなる。この現実を私たちは重く受け止める必要があります。
安心こちゃんがお勧めする「ウォータータンク」の選び方
では、いざという時のために、どんなウォータータンクを選べば良いのでしょうか?ポイントをまとめてみました。
- 容量:運びやすさを最優先に!
- 給水車などから水を運ぶ際、20リットルのタンクは満水にすると約20kg。成人男性でも運搬は大変です。女性や高齢者にはさらに厳しい重さ。
- **安心こちゃんのおすすめは10リットル以下のタンクを複数個用意すること。**10リットルなら、なんとか手で運べる重さです。リュックに入れれば20リットルも運べましたが、マンションなどでエレベーターが停止した場合、階段での運搬も考慮すると、やはり10リットル程度が現実的です。
- 台車がある場合は、20リットルタンクも選択肢に入ります。
- 給水口の形状:大きい方が便利!
- 給水口が広いと、タンク内を洗浄しやすく、水を移し替えたり入れたりする際にこぼしにくいです。衛生面と使い勝手を考えると重要です。
- コック(蛇口)の有無:節水に役立つ!
- 水道のようにチョロチョロと水を出せるコック付きのタンクは、手洗いや食器洗いなど、少量の水を使いたい時に非常に便利。大切な水を無駄なく使えます。全てのタンクに必須ではありませんが、1つはコック付きを持っていると安心です。
- 素材:ソフトタイプかハードタイプか?
- ソフトタイプ(折りたたみ式):
- メリット:使わない時はコンパクトに畳んで収納できるため場所を取らない。リュックや旅行カバンにも入れやすく、持ち運びに便利。
- デメリット:ハードタイプに比べて耐久性がやや劣る場合がある。
- ハードタイプ:
- メリット:頑丈で耐久性が高い。上に物を置いたり、タンク同士を重ねて保管できる。アウトドアなど平常時にも活用しやすい。
- デメリット:収納時にかさばる。
- **安心こちゃんのおすすめは、まずはソフトタイプ。**普段の収納スペースを圧迫せず、緊急時の持ち出しにも適しています。台車がある方や、アウトドアでも頻繁に使う方はハードタイプも良い選択です。
- ソフトタイプ(折りたたみ式):
安心こちゃんおすすめウォータータンク
以上の点を踏まえ、安心こちゃんが特におすすめしたいのが**「アイリスオーヤマ 防災グッズ ウォータータンク(ソフトタイプ)」**です。
- コンパクトに折りたためて収納・持ち運びに便利。
- コック付きで水の出し入れがしやすい。
- 容量は10L、15L、20Lのバリエーションがあります(10Lが運びやすくておすすめ!)。
他にも、様々なメーカーから優れたウォータータンクが出ています。
- Colcolo ウォータータンク(ハードタイプ):頑丈でコック付き。
- 尾上製作所(ONOE) ウォータータンク(ハードタイプ):ノズル付きで注ぎやすい。
- Y&H AMOR ウォータータンク(折りたたみ式ソフトタイプ):コンパクトで大容量も。
- 3COINS ウォーターバッグ:おしゃれで手軽なソフトタイプ。
- 東京都葛飾福祉工場 非常用飲料水袋:自立する袋タイプで、丈夫。
ご自身の環境や体力、保管場所を考慮して最適なものを選びましょう。
まとめ:備えあれば憂いなし!今こそ防災意識を高めよう
今回の南海トラフ地震臨時情報(2024年8月8日~8月15日)は、多くの人々に衝撃と戸惑いを与えましたが、同時に防災への意識を高める貴重な機会となりました。
「いつかやろう」ではなく「今すぐやる」。災害は待ってくれません。
自分の命は自分で守る。この言葉を胸に、安心こちゃんと一緒に、今日から防災について考え、行動していきましょう。
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