真夏の停電も怖くない!冷蔵庫の食材を守る防災対策
うだるような真夏の昼下がり、突然の地震で家中の電気が消え、あたりがシーンと静まり返ったら…あなたは何を一番に心配しますか?
きっと、冷蔵庫の中身ではないでしょうか。楽しみにしていたアイスも、夕食のためのお刺身も、このままじゃ全部ダメになってしまうかも…そんな不安、ありますよね。
でも、ご安心ください!正しい知識とちょっとした準備があれば、パニックにならずに大切な食材を守ることができます。この記事では、停電時に絶対にやってはいけないこと、そしていざという時に食材を救うための具体的な対策を、誰でもわかりやすく実践できるように解説します。
この記事を最後まで読めば、もう真夏の停電も怖くありませんよ!
停電したら、まず「開けない」が鉄則!
実際に停電が起きてしまった時、不安な気持ちからついついやってしまいがちな行動があります。それは、「中身は大丈夫かな?」と冷蔵庫のドアを開けてしまうことです。
気持ちはすごくわかりますが、これこそが一番やってはいけないことなのです。冷蔵庫は扉さえ開けなければ、停電してもしばらくは冷気を保ってくれます。時間の目安は以下の通りです。
- 冷蔵室:約2時間〜3時間
- 冷凍室:約24時間〜48時間
ただし、これは中身がしっかり詰まっている場合です。たった一度ドアを開けるだけで、中の冷気が一気に逃げて、この保冷時間がどんどん短くなってしまいます。
ですから、停電が起きたらまずはグッと我慢!「冷蔵庫は開けない」を合い言葉にしてくださいね。
停電前の準備が命!今日からできる「神」対策2選
「停電したら何もできないの?」と思いますよね。いいえ、本当の対策は、実は停電が起きる前の普段の備えにあるんです!ここでは、誰でもすぐに始められる、とっても簡単で効果的な対策を2つご紹介します。
対策1:冷凍庫を「最強の保冷庫」に変身させる
皆さんのご家庭の冷凍庫、もしかしてスカスカだったりしませんか?実は、冷凍庫は隙間なくパンパンに詰まっている方が、お互いが保冷剤の代わりになって、停電時の保冷効果が格段にアップするんです。
ここでのおすすめは、水の入ったペットボトルを凍らせて冷凍庫の隙間に入れておくこと。普段は邪魔にならず、いざという時には強力な保冷剤になりますし、溶ければ貴重な飲み水にもなる、まさに一石二鳥の防災グッズです。
そして、もっと強力に長く冷やしたいという方には、専用の保冷剤をいくつか常備しておくのが本当におすすめです。高性能な保冷剤は、氷点下の温度を長時間キープしてくれる優れものです。冷凍庫の広い面や、後ほどご紹介するクーラーボックスの底に敷いておくと、保冷能力が桁違いにアップしますよ。

「こんな大きい保冷剤が入る隙間はないかも…」という方には、コンパクトタイプの保冷剤がおすすめです。冷凍食品のちょっとした隙間にもスッと入り、無駄なく冷凍庫をパンパンにできます。停電時だけでなく、キャンプや普段のお買い物にも使えてとっても便利ですよ。
(注:具体的な商品名やリンクについては、ご自身のブログ記事に合わせて調整してください。)

対策2:冷蔵室は「7割収納」を心がける
冷凍庫とは逆に、冷蔵室は冷気の通り道を作るために7割収納を心がけるのがポイントです。普段から少し意識して冷蔵庫の中を整理しておくだけで、いざという時の安心感が全く違ってきます。
停電が長引く時、食材を救う実践ステップ
さて、ここからは停電が長引きそうと判断した時の具体的な行動ステップです。
ステップ1:食材の優先順位付け
冷蔵庫のドアを開ける前に、頭の中で「何から取り出すか」を決めておきましょう。痛みやすいものから順番に救出していきます。レスキュー優先順位は次の通りです。
- 最優先: 生肉、鮮魚、乳製品、卵
- 準優先: 加工肉、お惣菜、豆腐
- 後回しでOK: 調味料、漬物、飲み物
このリストを元に取り出すものを決めたら、最短時間でドアを開けて取り出しましょう。
ステップ2:クーラーボックスへお引っ越し
ここでヒーローとして登場するのがクーラーボックスです。一家に1台あると本当に心強いですよ!
冷凍庫で凍らせておいたペットボトルや、先ほどご紹介したような強力な保冷剤を底に敷き、その上に救出した痛みやすい食材たちを避難させてあげましょう。これで大切な食材を安全に保管できます。
実は私も以前、夏の台風で停電したことがあるのですが、このクーラーボックスと冷凍ペットボトル、そして強力な保冷剤に本当に助けられました。日頃のちょっとした備えが、家族の「美味しい」と「安心」を守ってくれるんだなと心から実感しました。

ステップ3:食べることが最高の防災
痛みやすい食材は、カセットコンロなどを使ってどんどん調理してしまいましょう。温かいものを食べると不安な気持ちも和らぎますからね。カレーや豚汁など、一度にたくさん作れるメニューがおすすめです。

まとめ:真夏の停電も、もう怖くない!
今回は真夏の停電と冷蔵庫対策についてお話ししました。今日のポイントを最後におさらいしましょう。
- 停電したら冷蔵庫は開けない
- 冷凍庫はパンパンに、冷蔵室は7割収納を心がける。強力な保冷剤も忘れずに!
- クーラーボックスとカセットコンロは最強の防災セット
地震や停電はいつ起こるか分かりません。しかし、今日の記事でお話ししたような備えがあれば、いざという時もきっと落ち着いて行動できるはずです。ぜひご家庭の冷蔵庫をチェックするところから始めてみてくださいね。
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