★ブログ最後に安心こちゃんのおススメ防災グッズを紹介しています★
皆さん、こんにちは!あなたの安心安全サポーター、安心こちゃんです!
今日のテーマは、災害時、本当に本当に困ってしまう「トイレ」の問題。想像してみてください。もし、ある日突然、お家のトイレが使えなくなったら…?そんな時、どうすれば衛生的に、そして安心して過ごせるのでしょうか。
今回は、ある家族の物語を通して、災害時のトイレ対策について一緒に考えていきましょう。
その日、いつもの日常が揺らいだ – 高橋さん一家の体験 –
穏やかな陽だまりの中で、庭の花に水をやっていたタカシさんとハナさんご夫婦。その時、グラッ!と大きな揺れが二人を襲いました。
「お、お父さん、大丈夫!?」
「ああ、なんとか…ハナこそ、ケガはないか?」
揺れが収まり、ほっと胸をなでおろしたのも束の間。ハナさんはふと、トイレに行きたくなりました。
「あら…?水が流れないわ」
タカシさんが慌てて近所の方に聞いてみると、どうやら地震の影響で広範囲に断水しているらしいのです。
「そうだわ、お父さん!庭の雨水タンクの水があるじゃない!」
ハナさんは名案を思いついたように、雨水タンクから水を汲み、トイレに流しました。
しかし…その時、二人は知らなかったのです。目に見えない地中で、家の排水管が地震の影響で壊れてしまっていることを。
「なんだか、最近トイレの流れが悪いのよねぇ…」
数日後、そう言いながら水を流し続けた結果、ついにトイレの床から汚水が溢れ出し、家の中は大変なことになってしまったのです。
「トイレが使えない!」災害直後の静かなパニック
一方、都心部のマンションに住む娘のアカリさん。彼女もまた、大きな揺れの後、トイレの水が流れないことに気づきました。
「どうしよう…管理人さんに聞いたら、やっぱり断水みたい」
途方に暮れるアカリさんでしたが、ふと、お風呂の残り湯があることを思い出しました。
「これで流せば大丈夫よね!」
アカリさんは、浴槽から水を汲んでトイレに流しました。「ゴボゴボ…」鈍い音を立てて水は流れましたが、その安心も束の間でした。
ピンポーン!
インターホンが鳴り、モニターを見ると、階下の住民の方が困惑した表情で立っていました。
「すみません…上の階から水が漏れてきて、うちのトイレが水浸しで…部屋の中まで…」
アカリさんは真っ青になりました。マンションの場合、自分の判断で水を流したことが、他の住民に大きな迷惑をかけてしまうことがあるのです。
水洗トイレ、本当に使って大丈夫? – 確認が命運を分ける –
タカシさんとハナさん、そしてアカリさんのように、災害時に慌てて水洗トイレを使ってしまうと、思わぬ事態を引き起こすことがあります。
地震の後、水洗トイレを使う前に必ず確認すること! 安心こちゃんがポイントを教えますね!
- 停電・断水・排水管の破損を確認!
- 電気はつきますか? 水は出ますか? まずは基本的なライフラインをチェック!
- 屋外の状況を確認!
- 排水管のチェックポイント
- 亀裂した道路や宅地内の枡(ます)から水が溢れていたり、土砂が流れ込んだりしていませんか?
- 自宅周りのマンホールが飛び出したり、ずれたりしていませんか?
- 建物のチェックポイント
- 天井や壁にシミができていませんか? もしシミがあったら、少量の水を流してみて、シミが広がらないか確認しましょう。
- 壁の中や床下から、「ゴボゴボ」「シュー」など、いつもと違う音が聞こえませんか?
- 排水管のチェックポイント
共同住宅(マンションなど)にお住まいの方へ
トイレの使用ルール(使って良いか、流して良いかなど)を、事前に管理人さんや管理組合、住民同士で話し合っておくことが大切です。みんなで情報を共有し、混乱を防ぎましょう!
みんなで乗り越えるために – 災害用トイレという希望 –
「じゃあ、上下水道が使えない時はどうすればいいの?」
そうですよね、本当に困ってしまいます。でも大丈夫!そんな時のために「災害用トイレ」があるんです。
- ご家庭やオフィスでは…
- 携帯トイレ: 便器にセットして使う袋タイプのものや、折り畳み式の簡易な便器とセットになったものがあります。使用後は、可燃ごみとして処理できるものが多いです。
- 簡易トイレ: 段ボールなどで組み立てる便器型のもの。凝固剤や消臭剤がセットになっていると、より衛生的で快適に使えます。
- 避難所では…
- マンホールトイレ: 下水道管路のマンホールの上に直接設置する仮設トイレ。衛生的で処理能力も高いのが特徴です。
- 仮設トイレ: イベント会場などで見かける、工事現場用のボックス型トイレなどです。
災害が起これば、トイレも被災する。このことを、普段からしっかりと覚えておくことが大切ですよ。
マンホールが希望のトイレに! – 知っておきたい使い方とルール –
ある日の避難所。避難してきた人々が増え、水洗トイレには長い列ができていました。そんな中、度重なる余震で、ついに水洗トイレの使用が一時禁止になってしまいました。
「ええーっ!トイレどうするの…?」
不安の声が広がる中、安心こちゃん(のような防災担当の方)が登場!
「皆さん、ご安心ください!今からここに『マンホールトイレ』を組み立てます!」
そう言って、担当の方は地面のマンホールの蓋を専用の道具で開け、手際よくパーツを組み立てていきます。あっという間に、立派な個室トイレが完成しました!
「わあ、すごい!マンホールがトイレになるなんて!」
「洋式もあるんですね!これならお年寄りも安心だわ」
マンホールトイレ、使う時のポイント!
- 何を流せるの?
- 基本的には、普段の水洗トイレと同じです。
- トイレットペーパーは流せます。
- 赤ちゃんのおむつや生理用品、ティッシュペーパーなどは流せません! 詰まりの原因になります。これらは別途、ゴミとして処理しましょう。
- 使い方
- マンホールトイレによっては、使用後に手動ポンプで水を流す必要があるタイプもあります。
- 段差がない設計になっているものが多いので、車椅子の方も安心して使用できます。
「これなら誰でも安心して使えるね!」
避難所の人々の顔に、少しずつ安堵の表情が戻ってきました。
マンホールトイレをスムーズに設置・利用するために知っておくこと
- 「どこがトイレになるマンホールなの?」場所の確認! 地域の防災マップや、避難所の運営担当者に確認しましょう。
- 「必要な道具はどこにあるの?」備品の保管場所! トイレのテント、便座、目隠し、トイレットペーパー、消毒液など、どこに何があるか把握しておくことが大切です。
- 「どうやって組み立てるの?」組み立て方法! 防災訓練などに積極的に参加して、実際に組み立ててみるのが一番!いざという時に役立ちます。
「きれいは力!」トイレ掃除が生む安心と健康
避難生活が長引くと、トイレの衛生管理がとても重要になってきます。
ある日、避難所でマンホールトイレの掃除当番を決める話し合いが行われることになりました。
「えー、私たちも掃除するの…?」
少し戸惑う声も聞こえてきます。
「皆さん、聞いてください」と、安心こちゃん(のような保健師さん)。
「トイレが不衛生だと、ノロウイルスなどの感染症が避難所全体に広がってしまう恐れがあります。トイレが汚れていると、誰も使いたくないですよね?そうすると、トイレに行くのを我慢して水分を控えたり、食事を減らしたりして、体調を崩す原因にもなってしまうんです」
そう、トイレを清潔に保つことは、みんなの健康を守るために、とっても大切なことなんです!
「だから、みんなで協力してトイレを掃除し、快適な場所を維持しましょう!男性も女性も、みんなで当番に参加して、気持ちよく使えるトイレを保ちましょうね!」
安心してマンホールトイレを使うために心がけること
- 常に清潔を保つ!
- 使用後は、次の人のためにきれいに使う心遣いを。
- 定期的な掃除と消毒を徹底しましょう。
- 防犯対策も忘れずに!
- 夜間や人通りの少ない場所のトイレは特に注意が必要です。
- 防犯ブザーを携帯する。
- トイレに行く際は、一人で行動せず、家族や友人と一緒に行くようにしましょう。
- 可能であれば、照明を確保したり、見守り体制を作ったりすることも有効です。
忘れないで、トイレの先の守り手 – 下水道への感謝と備え –
トイレを使い始める前には、もう一つ大切な確認があります。
それは、**「下水道が機能しているか」**ということ。
- 役所のホームページなどで情報を確認! 下水道の使用に制限がかかっていないか、最新情報をチェックしましょう。
- 宅地内の汚水枡(ます)の蓋を開けて確認! 枡の中に水が溜まっていたり、流れが悪かったりしないか、自分で確認することもできます。(無理のない範囲で、安全に注意して行ってくださいね!)
- マンションなどの共同住宅の場合 管理組合や管理人さんに確認しましょう。
トイレは、いわば「下水道の入り口」。普段何気なく使っているトイレの先には、私たちの生活排水を処理し、街を衛生的に保ってくれている下水道という大きな仕組みがあります。目に見えないけれど、私たちの健康と快適な暮らしを守るために、下水道は毎日休まず働いてくれているんですね。
災害という非常時だからこそ、この下水道のありがたみを感じ、日頃から少しでも意識してみませんか?
「災害が起こればトイレも被災する」
「自分の命は自分で守る」
この言葉を胸に、今日からできる「その時」への備えを、一緒に考えていきましょう!
皆さん、今回の「災害時のトイレ対策」、いかがでしたか?
いざという時に慌てないために、そして何より、大切な家族と自分自身の健康と尊厳を守るために、日頃からの備えと知識が本当に大切です。
「防災・災害対策と言ったら、安心こちゃん!」
そう言ってもらえるように、これからも皆さんに役立つ情報をどんどん発信していきますね!
今日の話が、皆さんの「安心」に繋がりますように。




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