
「もしも」の時、あなたは避難所でどう過ごしますか?
食料はあっても、包丁やまな板がないから調理ができない。手がかじかんで、支援物資の袋すら開けられない。そんな小さなストレスが、大きな負担になることを想像しただけでもぞっとしますよね。
でも、もう心配ありません。あなたの防災リュックに眠っているかもしれない、たった一本のキッチンバサミが、そんな悩みをまるっと解決してくれるんです。
なぜキッチンバサミが避難生活で最強のアイテムなのか?

キッチンバサミは、ただの調理器具ではありません。災害時の限られた環境でこそ、その真価を発揮します。
1. 包丁・まな板なしで食材をカットできる

これが最大の理由です。キッチンバサミがあれば、お肉やキャベツのような少し硬い野菜も、パックの上からサクサクと切ることができます。まな板を使わないので洗い物が減り、水が貴重な避難所では大きなメリットになります。
2. 手が汚れないから衛生的

水が十分にない状況でも、食材に直接触れずに調理できるため、食中毒のリスクを減らせます。特に、小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭では、衛生管理は命を守る重要なポイントです。
3. 袋や缶詰も簡単に開けられる

疲れていたり、手がかじかんでいても、レトルト食品の袋や缶詰のプルタブもスパッと簡単に開けられます。小さなストレスを解消してくれる、頼もしい存在です。
【実践】キッチンバサミの目から鱗な活用法10選
ここからは、調理以外の驚きの活用法も含めて、具体的な10個のアイデアをご紹介します。
1. ダンボールで即席スリッパ

避難所の冷たい床から足を守るために、手に入りやすいダンボールを足のサイズに合わせてカット。重ねてテープや紐で止めれば、あっという間にスリッパの完成です。
2. 衣類を切って応急処置に

清潔なTシャツやタオルを細く切れば、包帯や止血用のガーゼ代わりになります。細く長く切れば、物を縛る紐としても使えます。
3. レトルト袋を簡易的な器に

レトルト袋の側面を縦に切り込みを入れると、そのまま器として使えます。洗い物を増やさずに食事ができて、ゴミもかさばりません。
4. 調理の時短と節水

肉や野菜を直接鍋の上でカットすれば、まな板を使わないので洗い物が劇的に減ります。味噌汁の具材も直接切って入れられるので、調理時間も短縮できます。
5. ペットボトルを加工してコップやロートに

ペットボトルの上半分を切り取ればコップに。逆さにすれば液体を移す時に便利な**ロート(じょうご)**になります。
6. ゴミ袋を切って防寒対策

大きなゴミ袋をカットして体に巻き付けたり、ポンチョのようにして着れば、即席の防寒具になります。ブルーシートを靴の中敷きにすれば、足元の冷え対策にもなります。
7. 緊急時のおむつ代用品に

清潔なタオルやTシャツを赤ちゃんのお尻を覆うサイズにカットし、ゴミ袋を重ねれば、緊急時の簡易おむつになります。
8. 缶詰の中身を細かくカット

缶の中で直接身を細かく切れば、小さなお子さんやお年寄りにも食べやすくなります。おにぎりの具やおかゆに混ぜるのに便利です。
9. 救助用のロープやテープを瞬時にカット

荷物の梱包や物干しづくりなど、頑丈なロープやテープをスパッと切る際に大活躍します。
10. ダンボールや布でマスクづくり

清潔な布などを顔を覆える大きさにカットし、裂いた布やストッキングを耳にかければ、簡易マスクになります。
まとめ

たかがハサミ、と侮るなかれ。この動画でご紹介したように、キッチンバサミには避難生活を豊かにし、私たちの命を守るための驚くほどの可能性が秘められています。
包丁がなくても調理ができること、衛生的に食事ができること、そして調理以外にもたくさんの活用法があること。これを知っているだけで、いざという時の安心感が格段に違います。
ぜひこの機会に、ご自宅のキッチンバサミの性能をチェックして、防災バッグに一本入れておきましょう。
このブログでは、今後も「もしも」に役立つ防災情報を発信していきます。あなたの命を守るために、一緒に学びを深めていきましょう。
👉 基本の詳しい備蓄リストは【防災チェックリストページ】で紹介してるよ!
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