- 【もう迷わない】ゼロから始める防災リュック作り!家族構成別・中身リスト完全徹底ガイド
- その「大丈夫」、本当に大丈夫?~防災リュックの圧倒的な必要性と、向き合うべき現実~
- リュックがないと始まらない!~最適な「入れ物」選びの深掘りポイントと自作の極意~
- これだけは押さえたい!~防災リュック作りの基本3原則と超重要アイテム群~
- 安心こちゃん流・入れてよかった「神」アイテム7選!【+α】さらにあると役立つアイテムたち
- 「しまった!」を防ぐ!~防災リュックのNGあるあると完璧ローリングストック&見直し術~
- 自分専用が最強!~「1人1個」を基本に家族みんなで備える究極のコツ~
- まとめ:大切なのは“完璧”じゃなく“継続的な更新”~今日から始める、未来の命を守る確かな一歩~
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【もう迷わない】ゼロから始める防災リュック作り!家族構成別・中身リスト完全徹底ガイド
こんにちは!あなたの暮らしに安心をプラス!防災チャンネルの安心こちゃんです。
ほんの少し、想像してみてください。もし今、この瞬間に、大きな災害があなたを襲ったら…?深夜、停電で家は真っ暗。頼りのスマートフォンのバッテリーは残りわずか。小さなお子さんは不安で泣きじゃくり、水道も電気もガスも止まってしまったら…。そんな想像を絶する極限状況で、あなたと、そしてあなたの大切な家族の“命綱”となるもの。それが、**「防災リュック」**なんです。
「うちは大丈夫」「まだ先のこと」そう考えてしまう気持ちもわかります。しかし、自然災害は時と場所を選びません。今回は、いつ起こるかわからない「その時」のために、私たち自身でできる最大限の備え、「防災リュック」の作り方を、基本の考え方から、本当に役立つアイテムの選び方、そして意外と見落としがちな注意点や、さらに一歩進んだ備えの知識まで、余すところなくお伝えする【永久保存版】完全ガイドをお届けします!この記事を読み終える頃には、きっとあなたも「今すぐやらなきゃ!」と行動したくなっているはずです。
その「大丈夫」、本当に大丈夫?~防災リュックの圧倒的な必要性と、向き合うべき現実~
「私の住んでいる地域は、昔から大きな災害なんて起きたことないから、きっと大丈夫」
「防災リュックって言われても、何から準備したらいいかわからないし、なんだか面倒で…それに、置き場所もとるし…」
そう思っている方、いらっしゃいませんか?そのお気持ち、非常によくわかります。日常生活に追われていると、つい後回しにしてしまいがちですよね。
しかし、地震、台風、集中豪雨、火山の噴火、さらには感染症のパンデミックなど、私たちが直面する可能性のある災害は多様化し、その規模も甚大化しています。残念ながら、日本に住んでいる以上、いつ、どこで、誰の身に起きてもおかしくないのが、今の厳しい現実なのです。
ニュースで報道される遠い場所の被害状況を見て、「大変だな…」とは感じても、どこか他人事のように感じてしまうかもしれません。ですが、もしそれが自分の身に、自分の家族の身に起こったら…?想像してみてください。電気、水道、ガスが止まり、情報は錯綜し、食料や日用品の入手も困難になる状況を。
防災リュックは、ただの荷物ではありません。それは、発災直後の混乱した状況から安全な場所へ“逃げるための道具”であり、公的な救助や支援が届くまでの数日間(場合によってはそれ以上)を、少しでも安全に、そして少しでも安心して“生き延びるための準備”なんです。それは、あなた自身と大切な人の命と尊厳を守るための、最後の砦とも言えるでしょう。
特に、小さなお子さんや、ご高齢のご家族、持病をお持ちの方、アレルギー体質の方、そしてペットと一緒に暮らしている方がいるご家庭では、その準備と、後述する定期的な中身の「見直し」が、本当に、本当に、文字通り生命線に関わるほど重要になってくるのです。一人ひとりの状況に合わせた「パーソナライズされた備え」こそが、防災の鍵を握ります。
「備えあれば憂いなし」という古くからの言葉がありますが、防災リュックが家にあるというだけで、万が一の時の心の余裕、いわゆる「レジリエンス(精神的な回復力)」が全く違ってきます。まずはその計り知れない必要性を、しっかりと心に刻んでおきましょう。これは脅しではなく、愛する人を守るための最初のステップなのです。
リュックがないと始まらない!~最適な「入れ物」選びの深掘りポイントと自作の極意~
さあ、防災リュックの重要性を再確認したところで、まず何から始めるかというと…そう!その防災グッズを入れる「入れ物」、つまりリュック本体の準備です!「どんなリュックを選べばいいの?」と、ここでまず最初のハードルを感じるかもしれませんね。
実は、防災専用として高価なものが売られていますが、必ずしもそれである必要はありません。大切なのは、いざという時に本当に役立つ機能性と、自分や家族が無理なく扱えること、そして継続的に管理できることです。
容量の考え方:何日分を想定する?
一人あたり、大体15リットルから30リットルくらいが目安と言われています。これは一般的に「避難所へ避難する際に最低限必要な1~3日分の荷物」を想定したものです。しかし、これはあくまで基本中の基本。
- 誰が持つか:成人男性か、女性か、子供か、高齢者か。体力によって持てる重さは大きく異なります。
- 何を入れるか:後述する必須アイテムに加え、季節用品(夏なら冷却グッズ、冬なら追加の防寒具)や、個人の常備薬、子供のおむつなどを考慮すると、必要な容量は変わってきます。
- 避難シナリオ:在宅避難が可能なのか、すぐに避難所へ行く必要があるのか。近隣に頼れる親戚がいるかなど、想定される状況によっても準備するものが変わります。
まずは「最低1泊2日、できれば3日間」を乗り切れるだけの食料、水、衛生用品が入ることを目標にしましょう。
素材の選定:防水性は命を守る
雨の中を長時間避難することも十分に考えられます。リュックの中身が濡れてしまうと、衣類は体温を奪い、食料はダメになり、電子機器は故障する可能性があります。
- 理想的な素材:ナイロン(特に高デニールのもの)やポリエステルは比較的軽量で丈夫です。さらに防水性や撥水性の高い素材(例:ターポリン、コーデュラナイロンに防水加工)だと安心です。
- 防水対策の工夫:防水素材でないリュックでも諦めないでください。
- 内袋作戦:リュックの内側に大きなゴミ袋(45L~70L程度で厚手のもの)をすっぽり入れ、その中にグッズを収納するだけでも、簡易的ながら効果的な防水対策になります。
- 防水スプレー:リュックの外側から定期的に防水スプレーをかけておくのも良いでしょう。スプレーする際は、素材に合ったものを選び、風通しの良い屋外で使用してください。
- ザックカバー(レインカバー):登山用品ですが、リュック全体を覆うカバーも有効です。使わない時はコンパクトに収納できます。
機能性のチェックポイント:使いやすさが生死を分けることも
避難時は一刻を争う場面もあります。必要なものをサッと取り出せるか、長時間背負っても体に負担が少ないかは非常に重要です。
- ポケットの数と配置:
- 外側のポケット:すぐに取り出したいホイッスル、小型ライト、ティッシュ、地図などを入れるのに便利。サイドのメッシュポケットはペットボトル飲料の収納に適しています。
- 内側のポケット:貴重品や細々したものを整理するのに役立ちます。仕切りが多いと、リュックの中で物がごちゃごちゃになるのを防げます。
- 開口部の広さ:メインの収納部分が大きく開くタイプ(例:コの字型に開くファスナー)は、中身の確認や出し入れがしやすく便利です。
- 背負いやすさ:
- ショルダーストラップ:肩に食い込まないよう、太めでクッション性のあるものを選びましょう。S字型のものは体にフィットしやすいです。
- チェストストラップ(胸のベルト):リュックの揺れを抑え、肩への負担を軽減します。位置を調整できるものが望ましいです。
- ウエストベルト(腰のベルト):重い荷物を腰で支えることで、肩への負担を大幅に減らし、安定した歩行を助けます。特に20L以上のリュックにはあると非常に楽です。
- 反射材の有無:夜間の避難時、車や他の避難者からの視認性を高め、事故防止に繋がります。付いていなければ、反射テープを後から貼るのも良いでしょう。
「わざわざ新しいリュックを買うのは…」という方は、今お家にあるリュックで代用できないか探してみましょう。少し古い登山用のリュック(機能性が高いものが多いです)、丈夫なスポーツバッグ、学生時代に使っていたデイパックでも、工夫次第で十分に活用できます。大切なのは、「これなら緊急時に信頼できる」と自分で納得できるものを選ぶこと。まさに“自作の防災リュック”の第一歩であり、醍醐味でもあります!
忘れずに!緊急時のためのマーキング
リュックには、油性ペンで名前、住所、電話番号、血液型、アレルギー情報、緊急連絡先などを目立つ場所に書いておきましょう。防水のネームタグをしっかりと取り付けるのも良いですね。万が一はぐれてしまったり、リュックが誰かの手に渡った時に、あなたや家族の安否確認に繋がる重要な情報となります。
リュック以外の選択肢とその注意点
例えば小さなお子さんや高齢者の方、体力に自信のない方には、キャリーケースタイプも選択肢の一つです。重い荷物も比較的楽に運べますが、メリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう。
- メリット:舗装路では体への負担が少ない。容量が大きいものが多い。
- デメリット:階段や段差、悪路(瓦礫が散乱した道など)では逆に大きな障害物となり、持ち運びに苦労します。避難所内でスペースを取る可能性も考慮が必要です。 リュックとキャリーケースを併用する、あるいは家族で分担するという方法も考えられます。
さあ、あなたと家族にピッタリの「入れ物」は見つかりそうですか?ここをしっかり選ぶことが、後のアイテム選びにも繋がってきます。
これだけは押さえたい!~防災リュック作りの基本3原則と超重要アイテム群~
最適な「入れ物」が見つかったら、いよいよ中身の準備です!何から入れたらいいか迷いますよね。防災リュックの中身を考えるときは、この3つのステップで優先順位をつけていくと、本当に必要なものが見えてきます。
【ステップ1】まずは命を守るもの!~あなたの生存確率を格段に上げる最重要アイテム~
何よりもまず、避難時や救助を待つ間の「命」を直接守るためのアイテムです。これらがなければ、他のどんな備えも意味をなさなくなってしまう可能性があります。
- ホイッスル(笛):
- なぜ必要?:地震で瓦礫の下敷きになった時、体力を消耗している時、大声を出し続けられない状況でも、小さな力で遠くまで自分の存在を知らせることができます。救助犬に気づいてもらいやすいとも言われています。
- 選び方:
- 素材・構造:金属製やプラスチック製など。雨に濡れても錆びにくく、低温でも唇に張り付きにくいプラスチック製がおすすめ。内部に玉がないタイプは、水に濡れても音が詰まりにくいです。
- 携帯性:常に身につけられるよう、首から下げられるネックストラップ付きや、キーホルダータイプが良いでしょう。リュックの外ポケットなど、すぐに取り出せる場所にも入れておくと安心です。
- 音量・音質:実際に吹いてみて、少ない息でも大きく、甲高い音が出るか確認しましょう。子供や高齢者でも簡単に吹けるものが理想です。100円ショップでも手に入りますが、品質にばらつきがあるため、防災用として信頼できるものを選びたいところです。
- 懐中電灯(ライト):
- なぜ必要?:停電時の暗闇での移動、探し物、作業に必須です。夜間の避難は特に危険が伴うため、視界の確保は安全の第一歩です。
- 選び方:
- 光源:高輝度で消費電力が少なく、長寿命なLEDタイプが主流です。
- 形状:
- ヘッドライト型:頭に装着するため両手が自由になり、作業や避難時に非常に役立ちます。自分の進行方向を常に照らしてくれるのも利点。
- 首かけ型(ネックライト):ヘッドライト同様、両手が空きます。
- 手持ち型:小型で軽量なもの。できればストラップ付きで、落としにくいものを選びましょう。
- 明るさ・機能:明るさはルーメン(lm)で表示されます。最低でも100ルーメン以上あると安心ですが、用途に応じて選びましょう。点滅機能付きは、助けを求める際のシグナルにもなります。照射範囲を調整できるものも便利です。
- 電源:乾電池式が一般的。単3電池や単4電池など、入手しやすいものを選びましょう。充電式もありますが、停電時には充電できないリスクがあります。
- 重要:予備の電池も必ずセットで。電池は、懐中電灯本体とは別にして(できれば購入時のパッケージのままか、絶縁テープで端子を保護して)保管しましょう。長期間入れっぱなしにすると液漏れを起こし、いざという時に使えなくなることがあります。電池の使用推奨期限も定期的に確認してください。



- モバイルバッテリー:
- なぜ必要?:スマートフォンは、災害時の情報収集(ニュース、避難所情報、安否確認)、連絡手段として、もはやライフラインの一つです。停電が長引けば充電できません。
- 選び方:
- 容量:mAh(ミリアンペアアワー)で表示されます。一般的なスマホを2~3回フル充電できる10000mAh以上の大容量タイプが推奨されます。家族で共有する場合はさらに大容量のものが必要になることも。
- 出力ポート:USBポートが複数あると、同時に複数のデバイスを充電できて便利です。Quick Chargeなどの急速充電に対応しているかも確認しましょう。
- 入力(バッテリー本体への充電):ソーラー充電機能付きや手回し充電機能付きだと、電源がない場所でも充電できる可能性があり、さらに安心感がアップします。ただし、ソーラー充電は天候に左右され、フル充電には時間がかかることが多いです。
- 安全性:PSEマークなど、安全基準を満たした製品を選びましょう。
- 忘れずに!:お使いのスマートフォンやその他のデバイスに対応した充電ケーブルも必ずセットで。ケーブルが断線していたり、接触不良を起こしていては意味がありません。予備のケーブルもあると安心です。



- 飲料水:
- なぜ必要?:人間が生きていく上で最も大切なものの一つ。脱水症状は命に関わります。
- 量の目安:成人の場合、1人1日あたり3リットルが目安と言われますが、これは調理用水なども含めた量です。防災リュックに入れるのは、持ち運べる重さを最優先に考え、500mlのペットボトルを最低でも2~3本(1~1.5リットル)、できれば3~4本程度入れておきましょう。残りは自宅や安全な場所に備蓄として保管します(ローリングストック法がおすすめ)。
- 選び方:長期保存可能な保存水(5年、7年、10年以上持つものも)を選べば、頻繁な入れ替えの手間が省けます。普段飲み慣れているミネラルウォーターでも構いませんが、賞味期限の管理は徹底しましょう。軟水の方が日本人には飲みやすいと言われています。
- 注意点:重さとのバランスが非常に重要です。特に女性や子供、高齢者には水の重さが大きな負担になるため、無理のない範囲で。
- 非常食:
- なぜ必要?:電気・ガス・水道が止まると、普段通りの調理は困難になります。体力を維持し、精神的な安定を保つためにも、すぐに食べられる食料は不可欠です。
- 選び方:
- 調理不要:そのまま食べられるもの、または水かお湯を注ぐだけで食べられるもの(アルファ米、マジックライスなど)を選びましょう。
- 栄養バランスとカロリー:炭水化物だけでなく、タンパク質やビタミンも摂れるよう、栄養補助食品(カロリーメイト、バランスパワーなど)や缶詰(魚の缶詰、焼き鳥缶など)も組み合わせると良いでしょう。高カロリーで軽量なものが理想です。
- 種類:カンパン、乾パン、アルファ米、レトルトのお粥、フリーズドライ食品、缶詰パン、栄養補助食品、ようかん、チョコレート、飴など。飽きないように、複数の種類を用意するのがポイントです。
- 賞味期限:最低でも3日分、できれば1週間分をリュックと自宅備蓄で用意したいですね。賞味期限が長いものを選び、定期的にチェックしましょう。
- アレルギー対応:家族に食物アレルギーがある場合は、必ずアレルゲンフリーの非常食を別途用意し、他の食品と混ざらないように明確に区別して保管してください。これは命に関わる重要なポイントです。
- 試食のすすめ:購入したら一度試食してみましょう。味が合わない、食べにくいといったことが災害時に判明するのは避けたいものです。特に子供や高齢者は味に敏感な場合があります。


- 常備薬・お薬手帳:
- なぜ必要?:持病のある方は、災害時でも薬の服用を中断できません。また、避難生活での体調不良に備え、基本的な医薬品も必要です。
- 持病の薬:普段飲んでいるお薬を必ず**数日分~1週間分(できれば2週間分)**入れておきましょう。災害時には医療機関も混乱し、すぐに薬が手に入らない可能性があります。
- お薬手帳:必ずコピーを一緒に入れておきましょう。原本は普段持ち歩くとして、リュックにはコピーを。もしもの時に医師や薬剤師にスムーズに正確な情報が伝わります。アレルギー情報、副作用歴なども記載しておくとより安全です。お薬手帳のアプリなどを活用し、スマホにも情報を入れておくのも良いでしょう。
- 基本的な市販薬:痛み止め(解熱鎮痛剤)、胃腸薬、風邪薬、絆創膏(各種サイズ)、消毒液、ガーゼ、包帯、サージカルテープなどの応急処置セットも。虫刺され薬や痒み止めなども季節によっては役立ちます。
- その他:目薬、マスク、体温計なども。
【ステップ2】次に生活を支えるもの!~避難生活の質を少しでも向上させるアイテム~
命が確保できたら、次は避難生活での困難を少しでも和らげ、QOL(生活の質)を維持するためのアイテムです。特に衛生面の確保やプライバシーの保護は、身体的な健康だけでなく、精神的なストレスを軽減するためにも非常に重要です。
- 簡易トイレ・携帯トイレ:
- なぜ必要?:断水すると、水洗トイレは使えなくなります。これは本当に困る、切実な問題です。衛生状態の悪化は感染症のリスクも高めます。
- 選び方:
- タイプ:凝固剤と処理袋がセットになったものが一般的。便座に被せるタイプや、折り畳み式の便器がセットになったものもあります。
- 回数:一人あたり1日5~7回使用すると想定し、最低3日分は用意しましょう。
- 消臭・抗菌性:臭いを抑える機能や、菌の増殖を抑える機能が付いていると、より快適に使えます。
- 重要:使用済みの処理袋を入れるための、大きめで丈夫な防臭袋も用意しておくと良いでしょう。また、トイレの際に目隠しになるポンチョや大きなゴミ袋、レジャーシートなどもあると、プライバシーを確保できて安心です。



- タオル:
- なぜ必要?:身体を拭くだけでなく、防寒(首に巻く、肩にかける)、ケガの応急処置(止血、固定)、枕代わり、日よけなど、多目的に使えます。
- 選び方:
- 素材・サイズ:吸水性の高い綿タオルや、速乾性のあるマイクロファイバータオルがおすすめです。フェイスタオルサイズとバスタオルサイズ(または大きめのスポーツタオル)を複数枚用意しておくと便利です。
- 圧縮タオル:水で戻して使うコンパクトな圧縮タオルも、かさばらずに持ち運べるので便利です。
- ウェットティッシュ・除菌ジェル/スプレー:
- なぜ必要?:水が自由に使えない状況での衛生管理に不可欠です。手指の汚れを拭いたり、身の回りを清潔に保つのに役立ちます。感染症予防の観点からも重要です。
- 選び方:
- ウェットティッシュ:手指用、からだ拭き用などがあります。ノンアルコールタイプは、肌が弱い方やお子さんにも安心して使えます。大判で厚手のものは、入浴できない時の体拭きにも便利です。
- 除菌ジェル/スプレー:アルコールベースのものは速乾性があり便利ですが、手荒れしやすい方はノンアルコールタイプや保湿成分配合のものを選びましょう。
- ポリ袋(大小さまざまなサイズ、厚手のものも):
- なぜ必要?:これは「神アイテム」と言っても過言ではないほど万能です!
- ゴミ袋として(分別も意識して)
- 荷物を濡らしたくない時の防水袋(衣類、書類、電子機器など)
- 衣類の仕分け、圧縮袋の代わり
- 簡易的なレインコートや防寒具(頭から被る際は窒息に十分注意!)
- 食器の代わり(お皿に被せて使う)
- 汚れたものを入れる袋
- 簡易的なバケツとして水を運ぶ
- 防寒対策として、新聞紙などを詰めて体に巻く
- 地面に敷いて座る際のシート代わり
- 選び方:スーパーのレジ袋のような薄手のものから、45L以上の厚手のゴミ袋まで、様々なサイズと厚さのものを複数枚用意しておきましょう。半透明や透明のものは中身が見えて便利です。
- なぜ必要?:これは「神アイテム」と言っても過言ではないほど万能です!
- 食品用ラップフィルム:
- なぜ必要?:これもポリ袋と並ぶ万能選手!
- 食器に敷けば洗い物を減らせ、貴重な水の節約に。
- 体に巻けば気密性が高まり、防寒効果が期待できる。
- ケガをした際の応急処置で患部を保護する(直接傷口ではなく、ガーゼの上からなど)。
- ロープの代わりとして物を束ねる。
- 油性ペンでメモを書いて貼り付ける。
- 選び方:普段使っているものでOKですが、箱ごとではなく、芯を抜いてコンパクトにしたり、小分けにして複数箇所に入れておくのも手です。
- なぜ必要?:これもポリ袋と並ぶ万能選手!
【ステップ3】最後に、家族に合わせたもの!~パーソナルなニーズに応える「思いやり」アイテム~
基本のアイテムに加えて、家族構成や個々の状況に合わせて必要なものをプラスしましょう。ここが「我が家だけの、本当に役立つ防災リュック」を作る上で一番大切なポイントです!誰一人取り残さない、という視点が重要になります。
- 乳幼児がいるご家庭:
- おむつ・おしりふき:普段使っているものを多めに。特に災害時はストレスで排泄回数が増えることも。サイズアウトに注意し、少し大きめのサイズも数枚入れておくと安心です。
- 粉ミルク・哺乳瓶・液体ミルク:
- 粉ミルク:アレルギー対応のものは必ず確認。使い切りスティックタイプが衛生的で便利。調乳用のお湯を確保する方法も考えておく(カセットコンロと水など)。
- 哺乳瓶:洗浄・消毒が困難になるため、使い捨ての哺乳瓶や哺乳袋も検討。
- 液体ミルク:調乳不要ですぐに飲ませられるため、非常に便利。ただし、賞味期限が比較的短いものが多いので管理に注意。アレルギー対応のものは必ず用意。
- 離乳食・ベビーフード:お子さんの月齢に合ったものを。アレルギー対応も忘れずに。スプーンや食器もセットで。
- 抱っこ紐・おんぶ紐:両手が空くので、瓦礫の中など足場の悪い場所を避難する際に非常に安全です。普段使い慣れたものが良いでしょう。
- お気に入りのおもちゃや絵本:不安な状況でお子さんの心の支えになります。音が出ない、軽くてかさばらないものがベター。肌触りの良い小さなぬいぐるみなども。
- 着替え、ガーゼ、保湿剤なども忘れずに。
- 高齢のご家族がいるご家庭:
- 常備薬(多めに):種類や飲む時間、用法用量を書いたメモ、または1回分ずつ小分けにしたものを。お薬手帳のコピーは必須。災害時は薬の入手が困難になるため、最低1週間分、できれば2週間分以上あると安心です。
- 入れ歯・洗浄剤・ケース:予備の入れ歯があればなお安心。洗浄剤がない場合でも、水だけで丁寧に清掃できるよう歯ブラシなども。
- 補聴器・予備電池:電池の種類と使用期限を必ず確認!電池は多めに。紛失や故障に備え、筆談用のメモとペンもあると良いでしょう。
- 老眼鏡・ルーペ:普段使っているものの他に、予備もあると安心です。細かい文字を読む機会(薬の説明書、配給の案内など)は意外と多いです。
- おかゆや刻み食、嚥下(えんげ)しやすい非常食:普段の食事形態に合わせた、食べやすいものを選びましょう。栄養補助ゼリーなども有効です。
- 杖やシルバーカーの点検・代替品:避難時に使える状態か確認。折り畳み式の杖なども検討。
- 大人用おむつ、尿取りパッド:必要な方には必須です。
- 保温用品:高齢者は体温調節機能が低下しているため、薄手のブランケット、カイロ、厚手の靴下など、体を温めるものを多めに。



- 女性特有のアイテム:
- 生理用品:普段使っているものを多めに。ナプキンだけでなく、タンポンや月経カップなど、自分に合ったものを。災害時は入手困難になりがちです。
- サニタリーショーツ:数枚あると安心。
- おりものシート:下着を替えられない状況でも衛生を保つのに役立ちます。
- デリケートゾーン用ウェットティッシュ:
- 防犯ブザーやホイッスル(再掲):避難所など、慣れない場所での防犯対策にもなります。常に身につけておきましょう。
- スキンケア用品(試供品やトラベルサイズ):ストレス軽減や気分転換にも繋がります。オールインワンジェルなどが便利。
- 髪をまとめるゴムやピン、ドライシャンプー:
- 中身が見えない袋:生理用品や下着などを入れる際に配慮として。
- ペットを飼っているご家庭(ペットも大切な家族です!):
- ペットフード・水:最低でも5日分、できれば7日分以上を用意しましょう。普段食べ慣れているもの、アレルギー対応のものを。缶詰やウェットフードは水分補給にもなります。
- 常備薬・療法食:持病のあるペットには必須。獣医師に相談し、多めに処方してもらいましょう。
- トイレ用品:ペットシーツ(多めに)、猫の場合は携帯トイレや使い慣れた猫砂(少量)、消臭袋など。
- リード・首輪(またはハーネス):必ず連絡先(飼い主の名前、電話番号、ペットの名前)を明記した迷子札を装着。予備もあると安心。
- キャリーバッグやケージ:避難所ではケージ内で過ごすことが基本となるため、普段から慣れさせておくことが重要(ケージトレーニング)。布製よりもプラスチックや金属製の頑丈なものが安心。
- ペットの写真:万が一迷子になった時の捜索用に、ペットの特徴がわかる写真を複数枚(スマホ内だけでなく、プリントしたものも)。
- 食器、おもちゃ、タオル、ブラシなど、ペットが安心できるグッズも。
- ワクチン接種証明書や健康記録のコピー:避難所で提示を求められることがあります。
全員にとって完璧な、万能な防災リュックというものは存在しません。なぜなら、家族構成も、健康状態も、住んでいる地域環境も、それぞれ異なるからです。だからこそ、「私の家族にとっては、これが絶対に必要だよね」「この子にはこれがないと不安がるだろうな」と、一人ひとりの顔を思い浮かべながら、愛情を持って選ぶ視点が、何よりも大切なんです。
安心こちゃん流・入れてよかった「神」アイテム7選!【+α】さらにあると役立つアイテムたち
さて、ここからは、私、防災の専門家として、そして一人の生活者として、「これは実際に入れておいて本当に役立った!」「これは入れておけばよかったと心底後悔した!」という多くの経験と声から厳選した、おすすめ「神」アイテムを7つ、ご紹介します!これらは基本アイテムにプラスアルファすることで、あなたの防災リュックがさらにパワーアップし、避難生活の質を格段に向上させてくれること間違いなしです!
【神アイテム1】首かけライト(またはヘッドライト)
- なぜ神か?:先ほども少し触れましたが、これは本当に「買ってよかった防災グッズ」ランキングで常に上位に入るアイテム。両手が完全に自由になるというメリットは計り知れません。夜間の避難、暗い中での探し物、トイレに行く時、食事の準備をする時など、あらゆる場面でその威力を発揮します。光が自分の向いている方向を常に照らしてくれるので、足元の安全確保にも繋がり、転倒リスクを減らします。
- 選び方のポイント:軽量であること、明るさ調整機能があること、できれば赤色灯モード(眩しすぎず、暗闇に慣れた目に優しい)があるものがおすすめです。USB充電式と乾電池式の両方を用意しておくと盤石です。ぜひ、家族一人一つは用意したいアイテムです!
【神アイテム2】ソーラー充電機能付きモバイルバッテリー(できれば大容量)
- なぜ神か?:停電が想定以上に長引いた場合、通常のモバイルバッテリーだけでは心許ないことも。特に大規模災害では、電力復旧に1週間以上かかるケースも珍しくありません。太陽光さえあれば(時間はかかりますが)繰り返し充電できるソーラータイプは、情報収集という命綱を繋ぎとめるための究極のバックアップ電源となり得ます。
- 選び方のポイント:バッテリー容量(最低10000mAh、できれば20000mAh以上)、ソーラーパネルの面積(大きい方が発電効率が高い)、防水・防塵性能、LEDライト付きなどもチェック。ただし、ソーラー充電はあくまで補助的なものと考え、普段はUSBで満充電にしておくことが基本です。
【神アイテム3】500mlのペットボトル水×最低4本程度(2Lボトルより断然使いやすい)
- なぜ神か?:2リットルの大きなペットボトルは、持ち運ぶには重くて不便な上に、一度開封すると衛生的に管理しにくいというデメリットがあります。特に女性や子ども、高齢者にはその重さが大きな負担となります。500mlのものを複数本用意する方が、分散して持てる(リュックのバランスも取りやすい)、飲み切りサイズで衛生的、他の人に分け与えやすい、飲み終わった空ボトルも給水を受ける際やコップ代わりになるなど、メリットが非常に多いのです。
- ポイント:長期保存水を選び、リュックのサイドポケットや分散して収納しましょう。
【神アイテム4】サランラップとポリ袋(大小・厚薄さまざま。何度でも言います、最強です!)
- なぜ神か?:これはもう、何度でも、何度でも言いたいくらい用途が無限大の万能サバイバルツール!
- ラップ:食器に敷けば洗う手間と水を節約。体に巻けば即席の防寒具(空気層を作ると効果アップ)。怪我の応急処置でガーゼの上から保護。物をまとめたり、窓ガラスの飛散防止の応急処置にも。
- ポリ袋:簡易トイレの処理はもちろん、濡れたものを入れたり、衣類を圧縮したり、雨具代わりに頭から被ったり(窒息には細心の注意!顔周りは必ず開ける)、手を保護する手袋代わりにしたり、お湯を沸かして湯たんぽ代わりに(低温やけど注意)、さらには水を溜めておく容器にも。
- ポイント:かさばらないので、本当に多めに、様々な種類を入れておきましょう。チャック付きの袋も非常に便利です。
【神アイテム5】水のいらないシャンプー(ドライシャンプー)またはからだ拭きシート
- なぜ神か?:断水が続くと、お風呂に何日も入れない状況も十分に考えられます。そんな時、水のいらないシャンプー(スプレータイプやパウダータイプ、シートタイプ)があれば、頭皮の不快感や臭いを軽減し、気分もリフレッシュできます。同様に、大判のからだ拭きシートは、全身の清拭に使え、爽快感を得られます。避難生活の中で**“気持ちを保つ”ためにも、清潔感は想像以上に大切**なんです。
- ポイント:無香料タイプや、肌に優しい成分のものを選ぶと良いでしょう。試してみて自分に合うものを見つけておくのがおすすめです。
【神アイテム6】多機能ナイフまたはキッチンバサミ(分解洗浄できるものがベスト)
- なぜ神か?:食品の袋を開けたり、紐やロープを切ったり、衣類を切って包帯代わりにしたりと、避難生活で「切る」という作業は意外と多いものです。
- 多機能ナイフ:ナイフ、缶切り、栓抜き、ドライバーなどが一つになっているものはコンパクトで便利。
- キッチンバサミ:普通の文房具用ハサミよりも切れ味がよく、丈夫で、非常食の真空パックを開けるときや応急処置で包帯や衣服を切る場面などにも役立ちます。特に分解して隅々まで洗えるタイプは、衛生的で避難生活でも安心して使えます。キャップ付きだと安全に持ち運べます。
- ポイント:1本リュックに入れておくだけで、いざという時の作業がグッと楽になります。
【神アイテム7】厚手のゴム手袋や作業用グローブ(滑り止め付き)
- なぜ神か?:地震の後は、ガラスの破片や鋭利な金属片、瓦礫などが散乱していることも。素手で片付けをしたり、障害物をどかしたりするのは非常に危険です。厚手のゴム手袋(食器洗い用などでも可)や、手のひらに滑り止めが付いた作業用グローブがあると、手をしっかりと保護しながら安全に作業できます。防寒にも役立ちます。
- ポイント:革製や耐切創性のある素材だとさらに安心です。自分の手のサイズに合ったものを選びましょう。
【+α】さらにあると役立つアイテムたち
- マスク(多めに):感染症対策、防寒、粉塵対策に。個包装だと衛生的。
- アイマスクや耳栓:避難所など、慣れない環境での安眠対策に。プライバシー確保にも。
- 新聞紙(数日分):防寒(衣類の間や床に敷く)、燃料、緩衝材、簡易トイレの吸水材や目隠し、食器代わりに、メモ用紙など、用途多数。
- 油性マジックとメモ帳(耐水性だとなお良し):情報伝達、覚え書き、連絡先の交換、持ち物への記名など。
- 家族の写真:心の支えになるだけでなく、万が一はぐれた時の確認用にも。
- 携帯ラジオ(FM/AM、できればワイドFM対応):スマホが使えない状況でも情報を得られる重要な手段。手回し充電や乾電池対応のものが良い。
- 現金(小銭も多めに):停電時はクレジットカードや電子マネーが使えなくなる可能性大。公衆電話や自動販売機用に小銭も必須。
- 裁縫セット(ミニサイズ):衣類の簡単な補修に。安全ピンも数個あると便利。
- 折り畳み式のウォータータンクや給水袋:給水活動が始まった際に役立ちます。
- カイロ(貼るタイプ、貼らないタイプ):冬場の避難や、体調が悪い時の保温に。使用期限を確認。
- エマージェンシーシート(アルミブランケット):薄くて軽量ながら保温効果が高い。防寒、防水、日よけにも。
これらはあくまで一例です。ご自身の状況や家族構成に合わせて、優先順位を考えながら取捨選択してくださいね。
「しまった!」を防ぐ!~防災リュックのNGあるあると完璧ローリングストック&見直し術~
せっかく時間と手間をかけて準備した防災リュックも、いざという時に「使えなかった…」では全く意味がありません。本当に悲しいですよね。ここでは、防災リュックで非常によくある「うっかりミス」や「やってはいけないNG行動」をいくつかご紹介します。皆さんも、ご自身のリュックを思い浮かべながら、またはこれから作るリュックを想像しながら聞いてみてください。
【防災リュック・残念なNGあるある】
- 子どもの成長、完全に忘れてた!:
- 「入れていた子どもの着替えが、気づけばパツパツで着られない…」
- 「オムツのサイズもとっくに合わなくなっていた…」
- 「大好きだったキャラクターの絵本、もう興味ないって言われた…」
- 賞味期限切れのオンパレード!まるでタイムカプセル状態!:
- 「非常食や飲料水、薬などの賞味期限・使用期限が、軒並み数年前に切れていた…」
- 「缶詰が錆びていたり、レトルトパウチが膨張していたり…」
- 電池トラブル発生!肝心な時に光らない、動かない!:
- 「懐中電灯に入れていた乾電池が液漏れしていて、端子が腐食。使えなくなっていた…」
- 「予備電池も同じく液漏れ…まとめて同じ場所に保管していたのが仇に…」
- 「モバイルバッテリー、長期間放置で過放電。充電できなくなっていた…」
- 重すぎて持てない!善意の塊が、ただの重荷に…:
- 「あれもこれもと心配で詰め込みすぎて、リュックが20kg超え。背負うだけで精一杯で避難どころじゃない…」
- 「避難訓練で実際に背負ってみたら、5分でギブアップ…」
- どこに置いたか忘れた!作ったことに満足して、行方不明…:
- 「作ったはいいけど、押し入れの奥深くにしまい込んで、いざという時にどこにあるかわからない…」
- 「家族の誰も保管場所を知らない…」
- アレルギー対応、忘れてない?命に関わる見落とし!:
- 「家族に食物アレルギーがあるのに、うっかり対応した非常食を入れ忘れていた…」
- 「アレルギー対応食と通常食を同じ袋に入れていて、コンタミネーションの危険が…」
- 情報が古いまま!連絡先が変わってる!:
- 「緊急連絡先リスト、引っ越し前の古い情報だった…」
- 「お薬手帳のコピーが、数年前の古い処方のまま…」
ドキッとした方、いませんか?一つでも当てはまったら要注意です。でも、大丈夫。こうした「しまった!」を防ぐためには、**「年に最低2回(理想は3~4ヶ月に1回)の定期的な見直しとローリングストック」**が、何よりも、何よりも大切なんです!
「見直しって、具体的に何をすればいいの?」と思いますよね。難しく考える必要はありません。習慣化することが鍵です。
おすすめの見直しタイミング:
- 春と秋の衣替えの時期:季節ものの入れ替えと同時に行うと忘れにくいです。
- 防災の日(9月1日)や地域の防災訓練の日:意識が高まるタイミングです。
- ご家族の誕生日や記念日:「〇〇ちゃんの誕生日は防災リュック見直しデー」と決めるのも良いでしょう。
- 長期休暇の前(GW、お盆、年末年始など):比較的時間に余裕がある時に。
【完璧見直し!具体的なチェックポイントとローリングストック術】
- 賞味期限・使用期限の徹底確認:
- 対象:非常食、飲料水、医薬品、ウェットティッシュ、除菌グッズ、電池など。
- 方法:全てリュックから出し、一覧表(チェックリスト)を作って期限を記入すると管理しやすいです。期限が近いもの(目安として半年~1年以内)は、普段の食事で消費したり、日常生活で使用したりして、新しいものと入れ替える**「ローリングストック法」**を実践しましょう!
- ローリングストックのコツ:
- 「少し多めに買って、古いものから使う」を意識する。
- 非常食を「特別なもの」と捉えず、定期的に食べることで味にも慣れ、入れ替えもスムーズに。
- 消費したら、必ず買い足すことを忘れないように。
- ローリングストックのコツ:
- 衣類・おむつのサイズ確認と季節対応:
- 対象:特に成長の早いお子さんの衣類、下着、靴下、おむつ。
- 方法:実際に体に当ててみるのが確実。季節に合った衣類かどうかもチェック(夏場に厚手のフリースが入っていたり、冬場に半袖Tシャツだけだったりしないように)。
- 電池の動作確認・液漏れチェック・交換:
- 対象:懐中電灯、ラジオ、モバイルバッテリーなど電池を使用する機器全てと予備電池。
- 方法:実際にスイッチを入れて、正常に作動するか確認。電池は本体から抜いて、端子を絶縁して保管するのが液漏れ防止の観点からベター。予備電池も使用推奨期限を確認し、古いものは交換。モバイルバッテリーは定期的に充放電しましょう。
- 中身の過不足チェック・パーソナライズ:
- 対象:家族構成の変化(出産、同居、独立など)、健康状態の変化(新たな持病、アレルギー発覚など)、子供の成長(興味の変化など)に合わせて、必要なものを追加したり、不要なものを減らしたり。
- 方法:前回の見直し時から変わったことはないか家族で話し合いましょう。
- リュック全体の重さ確認とバランス調整:
- 対象:リュック全体。
- 方法:実際に背負ってみて、無理なく15~30分程度は歩ける重さか確認しましょう。重すぎる場合は、優先順位の低いものを見直すか、他の家族と分散して持つ工夫を。重いものはリュックの中心、背中に近い上部に入れると体感的に軽く感じます。
- 破損・劣化の確認:
- 対象:リュック本体(縫い目、ファスナー、バックルなど)、中に入れている袋や容器、アイテム自体に破れや劣化がないかチェック。
- 情報のアップデート:
- 対象:緊急連絡先リスト、お薬手帳のコピー、アレルギー情報カードなど。
- 方法:最新の情報に更新されているか確認。
お子さんがいらっしゃるご家庭では、ぜひお子さんと一緒に中身を確認してみてください。「これは何に使うものかな?」「このお菓子、もうすぐ期限だから一緒に食べようか!」などと、遊び感覚で一緒に考えることで、立派な防災教育になりますし、いざという時にも落ち着いて行動できる素地が養われます。
そして、見直したリュックは、玄関の近く(シューズクロークなど)、寝室(ベッドの近く)、リビングなど、いざという時にすぐに持ち出せる場所に、家族みんながその場所を把握している状態で保管しておきましょうね!「どこだっけ?」では話になりません。
自分専用が最強!~「1人1個」を基本に家族みんなで備える究極のコツ~
防災リュックは、可能であれば**「1人に1個」**準備するのが理想であり、究極の形です。
「えっ、家族全員分も用意するの?それは大変じゃない?場所も取るし…」と思われるかもしれません。確かに準備は大変ですが、これには非常に重要な理由があるんです。
なぜ「1人1個」が理想なのか?
- 避難時の機動力向上と負担分散: 誰か一人が大きな荷物を全て抱えていると、その人の負担が極端に大きくなり、全体の避難スピードも大幅に落ちてしまう可能性があります。特に階段の上り下りや悪路では顕著です。それぞれが自分の分担の荷物を持つことで、より迅速かつ安全に避難できます。
- 離れ離れになった場合のリスクヘッジ: 災害の混乱の中で、残念ながら家族が一時的に離れ離れになってしまう可能性もゼロではありません。そんな時でも、各自が必要最低限のサバイバルキット(食料、水、医薬品、情報ツールなど)を所持していれば、それぞれが生き延びる確率を高め、再会までの時間を少しでも安全に過ごせるという大きな安心感に繋がります。
- 個々のニーズへの対応: 常備薬、アレルギー対応食、生理用品、赤ちゃん用品など、個人特有の必需品は、本人が管理するのが最も確実です。
- 「自分のことは自分で守る」という意識の醸成: 特に子供にとっては、「自分の防災リュック」を持つことで、防災への当事者意識が芽生え、いざという時の心構えを育む良い機会にもなります。
もちろん、小さなお子さんや体力に自信のない高齢者の方に、健康な大人と同じ重さ・内容のリュックを持たせるわけではありません。その方の年齢や体力、状況に合わせて、無理のない範囲で「自分専用のミニ防災リュック」を準備するという考え方です。
【年齢・状況別カスタマイズのヒント】
- 小さなお子さん用リュック(幼稚園~小学校低学年):
- 中身の例:
- 大好きなお菓子(少量で日持ちするもの、飴やラムネなど)
- 軽くてかさばらない、音の出ないおもちゃや絵本、小さなぬいぐるみ(精神的な安定のため)
- 自分の着替え1セット(下着、靴下も。自分で着脱しやすいもの)
- 自分の名前、住所、保護者の連絡先、アレルギー情報を書いたカード(可能であれば写真も)
- 小さな水筒(空でも良いので、給水時に使えるように)
- ハンカチ、ティッシュ
- 家族の写真
- 小さなライト(自分で操作できるもの)やホイッスル
- ポイント:「自分のものは自分で持つ」という責任感と安心感を育みます。中身は、お子さんと一緒に「何があったら嬉しいかな?」「これなら持てるかな?」と相談しながら、楽しみながら入れると、防災意識も自然と高まります。「探検バッグ」のような感覚で。重さは子供の体重の10%以下が目安です。
- 中身の例:
- 小学生(中学年~高学年)くらいのお子さん用リュック:
- 中身の例:上記のアイテムに加えて、
- 少し多めの食料(栄養補助食品、ゼリー飲料など)や水
- 簡易的な雨具(軽量なレインコートやポンチョ)
- 小さなライト、ホイッスル(自分で確実に使えるように練習)
- 家族の連絡先リスト、集合場所を書いたメモ
- 絆創膏、ウェットティッシュ
- 軍手(子供用サイズ)
- ポイント:少しずつ責任範囲を広げ、家族の一員としての役割を意識させましょう。
- 中身の例:上記のアイテムに加えて、
- 高齢の方や体力に不安のある方向けリュック:
- 中身の例:
- 普段食べているおかゆや、やわらかくて食べやすいレトルト非常食、栄養補助ゼリーなど
- 常備薬(1週間分以上、お薬手帳のコピーも必須。服用カレンダーのコピーも)
- 老眼鏡や補聴器の予備、予備電池(電池の種類と使用期限を明記)
- 持病に関する情報カード(かかりつけ医、緊急連絡先、病名、飲んでいる薬、アレルギーなど)
- 保温性の高いアルミシートや小さなブランケット、使い捨てカイロ
- 杖やシルバーカーが使えない場合に備えた、折り畳み式の軽量な杖
- 水分補給用の経口補水液の粉末やゼリー
- 入れ歯ケースと洗浄剤(または歯ブラシ)
- ポイント:リュック自体も、超軽量で背負いやすく、開閉しやすいものを選んであげてください。キャリー付きのリュックも選択肢ですが、悪路での使用も考慮。重いものは無理に持たせず、他の家族が分担することも重要です。何よりも本人が安心して避難できることを最優先に考えましょう。
- 中身の例:
家族構成やライフスタイルは、時間と共に変化していきます。お子さんの成長、親との同居、ペットを新たに迎えるなど。その変化に合わせて、それぞれの「防災の形」を柔軟に見直し、アップデートし続けることが、真の備えと言えるでしょう。
まとめ:大切なのは“完璧”じゃなく“継続的な更新”~今日から始める、未来の命を守る確かな一歩~
さて、ここまで防災リュックの作り方について、かなり詳しく、そして深くお話ししてきました。もしかしたら、たくさんの情報があって、「全部やらなきゃいけないの?大変そう…」と少しプレッシャーに感じてしまった方もいるかもしれません。
でも、どうか安心してください。一番大切なのは、最初から**“完璧な防災リュック”**を目指すことではありません。そんなものは、おそらく存在しないのです。なぜなら、最適な備えは常に変化し続けるからです。
それよりも格段に重要なのは、**「今の私たちの家族にとって、本当に必要なものは何だろう?」と、常に家族みんなで意識し、考え、話し合い続けること。そして、一度作って終わりではなく、定期的に中身を見直し、“更新”し続けること(アップデートしていくこと)**なんです。防災は、一回限りのイベントではなく、日々の暮らしの中に組み込むべき習慣なのです。
今日、この記事をここまで読んでくださったあなたは、防災への意識という、とても大きな、そして確かな**“はじめの一歩”**を、もうすでに踏み出せています。それは本当に素晴らしいことです!ぜひご自身を褒めてあげてください。
ぜひ、この記事を読み終わったら、ほんの5分だけでも構いません。
ご自宅にある防災リュックを久しぶりに開けてみてください。もし、まだ準備できていないという方は、どんなリュックにしようかな、どんなものが必要かな、と考えるところから始めてみましょう。この記事が、そのための具体的な設計図となれば幸いです。
そして、「今のままで、本当に大丈夫かな?」「もし今、災害が起きたら、私たちはどう行動する?」って、ご自身と、ご家族と、大切な人と、真剣に、でも前向きに、話し合ってみてください。
その小さな問いかけと、今日からの小さな行動の積み重ねが、いつか来るかもしれない「その時」に、あなたと、あなたの愛する人の命と未来を救う、とてつもなく大きな力になるはずです。防災は、未来への最高の投資なのです。
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みなさんこんにちは。安心こちゃんです。
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どうぞ、あなたの温かい応援をよろしくお願いいたします!!
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さぁ、今日から、いえ、今この瞬間から、「その時」を生きのびるために、そして大切な人を守るために、一緒に防災について真剣に考え、行動していきましょう。
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