洪水警報がなくなる理由と「避難判断」が変わる年を防災士が解説
こんにちは。
防災士の安心こちゃんです🌸

2026年は、日本の防災にとって歴史的な節目の年です。
そして、ついに2026年5月。
新しい防災情報の運用が、いよいよ本格的に始まりました。
今年から、
- 防災気象情報の伝え方が大きく変わり
- 「洪水警報」という言葉が原則使われなくなり
- 避難の判断基準が、よりハッキリ示されるようになります
- 2026年度中には「防災庁」が新設
この変化を知っているか、知らないかで、いざという時の行動が大きく変わります。
南海トラフ最前線・四国に住む防災士として、率直に言わせてください。「知っている人ほど助かる」のが2026年の現実です。
この記事では、
- 2026年5月から具体的に何が変わったのか
- 新しい5段階レベル制の見方と取るべき行動
- 「洪水警報」廃止の理由と新しい言葉(河川氾濫・内水氾濫)
- 2026年度新設の「防災庁」の役割
- 今夜できる家族の防災確認5項目
を、防災初心者の方にも分かる言葉で解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、ご家族や大切な人とも共有してください🌸

① 2026年5月、防災気象情報が遂に変わった

これまでの防災情報は、
- 大雨警報
- 洪水警報
- 土砂災害警戒情報
- 記録的短時間大雨情報
- 避難準備・高齢者等避難開始情報
など、名前も数も多く、とても分かりにくい状態でした。

その結果、
「結局、今は逃げた方がいいの?」
「まだ様子見でいいの?」
と迷ってしまい、避難が遅れて命を落とすケースが深刻な問題になっていました。
2018年の西日本豪雨、2019年の台風19号、2024年の能登半島地震など、多くの命が「情報の分かりにくさ」によって失われたという反省があります。

そこで導入されたのが「5段階レベル制」
2026年5月から、災害の種類に関係なく危険度と取るべき行動が一目で分かる5段階のレベル制に統一されました。
この5段階制は、防災を「数字で判断する」という画期的な仕組みです。
覚えるのは「数字1〜5」だけ。だから、お子さんから高齢者まで、誰でも理解できます。


② 新しい「5段階レベル」を完全解説
ここからが本記事の核心です。各レベルでの**「具体的な行動」**を、防災士視点で率直にお伝えします。
● レベル1:早期注意情報

5日先までに、警報級の災害が起きる可能性を知らせる段階。
取るべき行動:
- 旅行や外出予定の見直し
- 天気予報のこまめなチェックを習慣に
- 防災備蓄の在庫確認(水・食料・ライト)
「心の準備」を始めるタイミングです。
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● レベル2:注意報級の可能性

「そろそろ気をつけて」という段階。
取るべき行動:
- ハザードマップの確認(自宅・職場・学校周辺)
- 排水口・側溝の掃除
- 非常持ち出し袋の点検
- 避難経路の家族会議
- スマホ・モバイルバッテリーの充電
行動できる人から備える段階です。
「あなたの防災力は何点?」が気になる方は、こちらで診断できます。
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● レベル3:高齢者等避難

避難に時間がかかる人は、ここで避難開始。
該当する人:
- 高齢者(自立避難に時間がかかる方)
- 障害のある方
- 乳幼児のいる家庭
- 妊娠中の方
- 持病があり長距離移動が困難な方
- ペットがいる家庭(避難準備に時間がかかる)

一般の方も、すぐ避難できる状態を完成させる段階です。具体的には:
- 防災リュックを玄関に出しておく
- 動きやすい服装に着替える
- 避難所までの経路を最終確認
- 家族の集合場所を再確認
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● レベル4:危険警報(超重要・命を守る分かれ目)

2026年から、最も重要視されるレベルです。
👉 レベル4が出たら、必ず避難。
迷わない。
様子を見ない。
逃げる一択です。
過去の災害で「レベル4が出ても避難しなかった人」の多くが、命を落としました。これは、率直に言って「自分は大丈夫だろう」という正常性バイアスが引き起こす悲劇です。
レベル4が出たら、「Aさんの家が無事でも、自分の家は危ない」かもしれない、と考えてください。地形・地盤・建物の状態は、家ごとに違うからです。
「念のため避難」して結果的に何も起きなかったとしても、それは”無駄”ではなく”成功”です。
● レベル5:特別警報(最後の砦)

すでに災害が発生、または極めて危険な状態。
避難所へ向かうことが危険な場合もあり、その場で命を守る最善の行動を取ります。
具体的な行動例:
- 2階以上の頑丈な建物の高い場所へ
- 家の中で最も安全な部屋(山の反対側など)
- 窓から離れる
- 緊急連絡先・救助要請の準備

率直に言って、レベル5まで来ないように、レベル3〜4で避難するのが鉄則です。
③ 【重要】洪水警報がなくなる理由
2026年から、これまで何十年も使われてきた
- 洪水警報
- 洪水注意報
という言葉が、原則使われなくなりました。
これは率直に言って、防災情報史における「最大級の変更」です。
なぜ「洪水警報」が廃止されたのか?
それは、「どこで・何が起きるのか」をもっと分かりやすく伝えるためです。
従来の「洪水警報」には、致命的な問題がありました。
問題1:川と街、両方をカバーしてしまう曖昧さ
「洪水」と聞いて、川がオーバーフローするのを想像する人もいれば、街が水浸しになるのを想像する人もいました。同じ言葉なのに、人によって連想する状況が違う。これが避難行動の遅れを招きました。
問題2:取るべき行動が真逆になる
川の氾濫なら「川から離れる」のが正解。
街の浸水なら「高い場所へ避難」が正解。
同じ「洪水警報」でも、行動は真逆なのです。

④ 新しく使われる2つの言葉
「洪水警報」の代わりに、2026年5月から2つの新しい言葉が使われます。
■ 河川氾濫(川が原因)

川の水位が上がり、堤防を越えたり、決壊する危険がある状態。
危険なのは:
- 川の近く(目視で見える範囲)
- 堤防のそば
- 川沿いの住宅
- 川の上流から土砂が流れる可能性のあるエリア
👉 川から離れる避難が必要です。横方向への避難が基本。
具体的には、家から数百メートル〜数キロ離れた、川とは反対側の高台や避難所に向かいます。
■ 内水氾濫(街が原因)

大雨で下水や排水が追いつかず、街や住宅地が水につかる状態。
危険なのは:
- 低い土地(周囲より低い場所)
- 地下街
- 地下室・半地下住宅
- 道路のアンダーパス(下に潜るタイプ)
- 1階の駐車場
👉 高い場所・上の階へ避難が必要です。垂直方向の避難が基本。
同じ建物内の上階に移動する、近隣の高層建物に避難するなどが有効です。
同じ「水があふれる」でも行動は真逆
川なのか、街なのか。
原因が違えば、逃げ方も全く違います。
| 用語 | 原因 | 避難方向 | 具体例 |
|---|---|---|---|
| 河川氾濫 | 川がオーバーフロー | 横方向(川から離れる) | 高台・避難所 |
| 内水氾濫 | 下水が追いつかない | 縦方向(上に逃げる) | 2階以上・高層建物 |
言葉を変えるのは、難しくするためではありません。
迷わず正しい行動を取るための変更です。
そして、もし災害後にライフラインが止まった場合の対応も、事前に知っておくことが重要です。
👉 災害時のトイレ問題(意外と命に関わります)→ 【絶対NG】災害時にお風呂の残り湯をトイレに流すのは危険!

⑤ 2026年度中に「防災庁」が誕生
2026年、新しく防災庁という国の組織ができます。
これは率直に言って、日本の防災史における最大級のニュースです。これまで防災行政は内閣府や国土交通省、気象庁などに分散していましたが、ついに専門組織が誕生します。

防災庁ができると何が変わる?

✔ 災害対応が早くなる
これまでバラバラだった指示が一本化され、動きが早くなります。
東日本大震災や能登半島地震で「縦割り行政」が問題視されてきました。各省庁が別々に動くため、被災地の現場では「あの省庁に頼んでください」「いやウチじゃない」という対応の遅れが発生。防災庁の誕生で、窓口が一本化されます。
✔ 避難所の環境改善
- トイレ不足の解消
- プライバシー確保(間仕切り・段ボールベッド)
- 寝床・食事問題の改善
- ペット同行避難のルール整備
国がより積極的に改善へ動きます。
✔ 大地震への備えが強化
南海トラフ地震、首都直下地震、日本海溝・千島海溝地震など、大規模災害への準備が計画的に進みます。
四国に住む防災士として、率直に言うと、南海トラフ最前線の四国・和歌山・東海地方は、「防災庁の本気度」を最も恩恵を受ける地域になるはずです。
✔ 防災情報が分かりやすくなる
- 難しい言葉を減らす
- 情報を整理して発信
- 多言語化(外国人住民・観光客対応)
- SNS・スマホ向け情報の強化
防災情報の迷子になりにくくなります。
✔ 保険・経済的支援の充実
被災者支援の制度も、より分かりやすく整理される見込みです。
👉 災害後の経済的不安について詳しくは → 地震後に家族崩壊…お金で揉めた実話と地震保険の3つの勘違い







⑥ 2026年は「避難判断の年」
今年の梅雨・台風シーズンは、新ルールで迎える最初の年です。
特に覚えてほしいポイントは、
- レベル1・2 → 事前の備え
- レベル3 → 高齢者・要支援者などが避難開始
- レベル4 → 必ず避難
- レベル5 → 命を守る最善の行動
そして、「洪水警報」という言葉は使われません。代わりに「河川氾濫」「内水氾濫」で、行動の方向(横/縦)を判断します。




⑦ 【新規】今夜できる家族の防災確認5項目
ここまで読んでくださった方は、2026年の防災の大転換を完全に理解できたはずです。
では、知識を**「実際の行動」**に変えるために、今夜できる5項目をご紹介します。
所要時間は合計30分以内。ぜひご家族と一緒に取り組んでください🌸
✅ 項目1:家族でレベル1〜5を共有する
5段階レベル制を家族全員で覚える。特にお子さんには「レベル4が出たら必ず逃げる」と教える。
所要時間:5分
✅ 項目2:ハザードマップで「河川氾濫 vs 内水氾濫」を確認
自宅周辺は、川が原因の浸水?街が原因の浸水?
避難方向(横か縦か)を家族で確認。
お住まいの市町村のホームページで、無料でハザードマップを確認できます。
所要時間:10分
✅ 項目3:防災リュックの中身を確認・更新
水・食料・ライト・モバイルバッテリー・簡易トイレ。これらが家族人数×3日分あるか確認。
まだ防災リュックを準備していない方は、防災士監修のセットがおすすめ。
👉 【安心こちゃんのオススメ防災リュック3選】(家族構成別)
所要時間:10分
✅ 項目4:防災力をクイズで診断
家族で10問の防災クイズに挑戦。何問正解できるか?楽しみながら知識を確認できます。
👉 【防災力診断】あなたは何問正解できる?家族を守る10問クイズ
所要時間:5分
✅ 項目5:無料チェックリストで備蓄漏れを確認
防災備蓄に「これがあれば完璧!」というモノはありません。家族構成・年齢・ペットの有無で必要な物が違うからです。
👉 【無料防災チェックリスト3点セット】(人間用・ペット用・地震保険)でPDFを無料DLして使ってください。
所要時間:5分(DL+確認のみ)
この5項目を今夜やるだけで、ご家族の防災力は劇的に向上します🌸
まとめ|知っているだけで命が守られる
2026年は、
- 防災情報が整理され
- 避難のタイミングが明確になり
- 判断しやすい時代になり
- 防災庁が誕生する
歴史的な転換期です。
だからこそ、知っている人ほど助かる年になります。
南海トラフ最前線・四国に住む防災士として、率直に言わせてください。
「いつか備える」「そのうち家族と話す」では遅すぎます。今夜が、その「いつか」です🌸

📌 まずは「今の備え」を確認してください
防災グッズは、いきなり買うものではありません。
まずは「何が足りていて、何が足りないか」を知ること。
▶ 防災士・安心こちゃんブログ
【無料防災チェックリスト(人&ペット用)】
https://annsinnkotyann.com/bousaityekkurisuto/

※チェック後、必要な人だけ防災グッズを紹介しています。
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小さな一歩が、大切な人の命を守ります。
一緒に、日常の中でできる防災を進めていきましょう🌸
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