「南海トラフ地震、いつ来るの?」
四国に住んでいる私にとって、これは毎日考えることです。防災士の安心こちゃんです。
南海トラフ大地震は、私にとって「いつか来るかもしれない話」ではなく、「必ず来る話」です。四国は南海トラフの震源域の真上に位置しています。高知県の最新被害想定(2026年3月24日公表)では、地域によって津波到達まで数分しかないケースも示されました。
世界一災害が多い日本で、何度も被害に遭っているにも関わらず時間の経過と共に風化してしまう。今までの日常が一気に無くなってしまうのに。
だから今日、この記事を書いています。防災士資格試験で全問正解を取った私が、2026年最新データをもとに「南海トラフ地震の完全対策ガイド」をまとめます。
✔ 「備えなきゃ」と思いながら、具体的に動けていない方
✔ 四国・太平洋沿岸に住んでいて特に心配な方
✔ 家族に備えてほしいけど、どう伝えればいいか分からない方
…のために書いています。
まず、現実のデータを直視してください。これは脅しではなく、国が公式に発表している数字です。
(2026年1月 政府発表)
(令和7年3月 新想定)
GDP比約48%
最大34mの地域も
静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7の可能性。四国(高知県・徳島県・愛媛県・香川県)は震源域の真上に位置し、津波到達が極めて早い地域があります。
高知県版の最新被害想定(2026年3月24日公表)では、沿岸部では津波到達まで数分というケースも。「揺れたらすぐ逃げる」が唯一の正解です。
前回2012年の想定死者数は32万3,000人でした。その後12年以上の防災・減災対策を経ても、減少は1割弱にとどまりました。これが現実です。
2019年から運用が始まった「南海トラフ地震臨時情報」。知っていますか?
これは南海トラフ沿いで異常な現象が観測された場合に気象庁が発表する情報です。「巨大地震注意」「巨大地震警戒」の2段階があり、発表されたら直ちに行動が必要です。
意味:M7以上の地震が発生し、南海トラフ巨大地震との関連性を調査中
やること:
✔ 防災グッズの最終確認
✔ 避難場所・避難ルートの確認
✔ 家族との連絡手段の確認
✔ 津波浸水想定エリアの住民は自主的な避難を検討
意味:M8以上の地震が発生し、もう一方のエリアでの地震発生リスクが高まっている
やること:
✔ 津波浸水想定エリアの住民は1週間程度の避難が推奨
✔ 地震発生に備えて建物内の安全確保
✔ テレビ・ラジオで正確な情報収集
✔ 絶対にデマ情報に惑わされない
臨時情報は「注意してください」という情報であり、地震の予知ではありません。ただし、過去のデータでは南海トラフ地震は「連動」して起きる可能性があります。「注意」が出たら普段の備えを最終確認する絶好のタイミングです。
地震直後の72時間は「命の分かれ目」です。防災士として、この時間帯の行動を頭に入れておいてください。
✔ 頭を守る(座布団・バッグで頭を覆う)
✔ 揺れが収まるまでテーブルの下や壁際に
✔ コンロの火は揺れが収まってから消す(揺れ中は危険)
✔ ドアを開けて逃げ道を確保
津波は「揺れたらすぐ逃げる」が唯一の正解。
✔ 揺れを感じたら警報を待たず高台へ
✔ 四国沿岸部では津波到達まで数分しかない地域がある
✔ 車は原則使わない(渋滞で逃げられなくなる)
✔ 「大丈夫だろう」は絶対に禁物
✔ ラジオ・テレビで正確な情報を得る
✔ 家族との安否確認(171災害用伝言ダイヤルを使う)
✔ SNSのデマ情報に惑わされない
✔ 余震に備えて落下物から離れた場所にいる
発災後72時間は救助が来ない可能性が高い。自分と家族の命は自分で守る覚悟が必要です。
✔ 防災リュックの食料・水で生き延びる
✔ ポータブル電源でスマホを充電し情報収集
✔ 簡易トイレを使う(断水で水洗トイレは使えない)
✔ 怪我の応急処置は救急セットで対応
防災士として断言します。対策は「今日できることから1つずつ」で十分です。完璧を目指して何もしないより、小さな一歩を踏み出してください。
🏠 自宅の安全対策
🎒 防災グッズの備え
👨👩👧 家族で決めておくこと
南海トラフ地震が発生した場合、ライフラインの復旧には最低でも1週間〜数週間かかると想定されています。「3日分でいい」という時代は終わりました。
飲料水:1日2L × 7日 = 14L
生活用水(歯磨き・簡単な洗い物):1日1L × 7日 = 7L
合計:1人あたり最低21L
✔ 2Lペットボトル11本が目安
✔ ウォータータンク(給水袋)も併用がおすすめ
✔ 半年に1回ローリングストックで入れ替え
カロリー目安:1日2,000kcal × 7日 = 14,000kcal
✔ アルファ米・レトルト食品・缶詰を組み合わせる
✔ 「食べ慣れたもの」を選ぶ(避難時は食欲が落ちる)
✔ 赤ちゃん・高齢者・アレルギーがある方は専用品を準備
✔ 1年に1回消費して新しいものと入れ替える
1人1日5回 × 7日 = 35回分が最低限
✔ 在宅避難なら「携帯トイレ」を便器に被せて使う
✔ 凝固剤付きのものを選ぶ(臭いを封じ込める)
✔ 避難所のトイレは劣悪になりやすい→自分で持つのが正解
✔ 過去の災害で最も困ったことの上位がトイレ問題
南海トラフ地震では、停電が数週間〜数ヶ月続く可能性があります。能登半島地震でも最長3週間の停電が続きました。
スマホが使えないと家族の安否確認もできない。夜が真っ暗で恐怖。情報が入らず孤立する。これが現実です。
→【2026年最新】防災用ポータブル電源おすすめ10選|防災士が徹底比較
「避難所に行けば安心」ではありません。過去の大震災で明らかになった「避難所の現実」を知っておいてください。
✔ 体育館の床は硬く、1週間で体が限界になる
✔ プライバシーがほぼない
✔ トイレが極端に少なく衛生状態が悪化する
✔ 食事は最初おにぎり・パンのみで栄養が偏る
✔ ストレスから感染症・エコノミークラス症候群が多発
✔ 「くれくれ問題」が起きる(備えていない人が備えている人に集まる)
自宅が倒壊・浸水リスクがない場合、在宅避難の方が体への負担が少ないことが多いです。
✔ 水・食料・トイレを7日分備蓄する
✔ ポータブル電源で電気を確保する
✔ 情報収集を続けながら自宅で生き延びる
ただし、津波・浸水・家屋倒壊リスクがある場合は絶対に避難所へ。
長くお読みいただきありがとうございました。
最後に、防災士として一番伝えたいことを書きます。
世界一災害が多い日本で、何度も被害に遭っているのに、人は時間が経つと忘れてしまう。怖いのは分かってる。でも漠然としすぎて、何から始めればいいか分からない。
だから今日、一つだけやってください。
ハザードマップで自宅を確認する。防災リュックを注文する。家族に171の使い方を伝える。何でもいい。「今日の5分」が、家族の命を守る最初の一歩になります。
まず一袋、防災リュックを玄関に置いてください。
🛡️ 防災士・安心こちゃん
四国在住。南海トラフ大地震への危機感から防災士資格を取得(試験全問正解)。「防災を日常に」をモットーに、家族を守るための本当に役立つ情報だけを発信しています。
✅ 日本防災士機構 認定防災士
✅ YouTubeチャンネル登録者3,300人突破
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