【保存版】災害時の医療・薬の確保完全ガイド|お薬手帳・かかりつけ医・救急医療の備え方

防災知識
防災士・安心こちゃんの災害時の医療・薬の確保完全ガイド

「いつもの薬が切れたら、どうしよう…」
高血圧・糖尿病・喘息・心臓病・花粉症——慢性疾患は国民の3割以上が抱えています。災害時に「薬を切らす」ことは、想像以上に危険な事態なんです。

2024年1月の能登半島地震では、お薬不足で持病が悪化し、災害関連死につながった事例が複数報告されました。「薬さえあれば助かったかもしれない」——そんな悲しい現実が、能登でも起きていました。

この記事では、防災士・安心こちゃんが「お薬手帳の使い方」「持病別の災害対策」「医療相談窓口」「処方薬の備蓄」「救急医療の対応」「子ども・妊婦・高齢者への配慮」まで、医療と薬の備えを徹底解説します。健康があってこそ、命が守れます🌸

防災士・安心こちゃん

こんにちは、防災士の安心こちゃんです🌸
災害時のメンタルヘルス完全ガイドでは「心の医療」をお伝えしましたが、今日は「身体の医療と薬」がテーマです。実は災害関連死の大きな原因の一つが「持病の悪化」。命に直結するので、しっかり読んでくださいね。
  1. なぜ災害時の医療・薬の確保が命に関わるのか
    1. 災害関連死における医療不足の実態
      1. 能登地震では300人以上の災害関連死
      2. 1日でも薬が切れると命に関わる病気
      3. 医療機関も被災する
      4. 避難生活で持病が悪化
  2. 能登地震で起きた医療・薬不足の現実
    1. 災害医療の優先順位(トリアージ)
  3. お薬手帳の重要性と賢い使い方
    1. お薬手帳の3つの形態
      1. 📔 紙のお薬手帳(基本)
      2. 📱 電子版お薬手帳アプリ
      3. 📷 スマホ撮影バックアップ
    2. お薬手帳の準備チェックリスト
      1. 今日からできるお薬手帳の備え
  4. 持病別 災害時に困ること
      1. 🍱 インスリン・経口薬の確保が命綱
      2. 🫀 急な血圧上昇は脳卒中リスク
      3. 💔 心筋梗塞・狭心症・不整脈
      4. 🫁 ホコリ・寒さ・感染症の三重苦
      5. 🩺 がん治療・てんかん・甲状腺疾患・透析・難病など
  5. 災害時にすぐ使える医療相談窓口
      1. 📞 緊急医療相談先(全国共通)
    1. 地域別の医療情報の探し方
      1. 都道府県の救急医療情報サイト
      2. 日本医師会「災害医療情報」
      3. 避難所の救護所・巡回診療
  6. 処方薬の備蓄と保管ルール
    1. 備蓄量の目安
    2. 処方薬の備蓄方法
    3. 処方薬の保管ルール
      1. 正しい保管方法
      2. NGな保管方法
  7. 救急医療(怪我・急病)の対応
    1. 家庭の救急セット必須リスト
      1. 🚑 家族のための救急セット
    2. 家庭でできる応急処置5パターン
      1. 切り傷・擦り傷
      2. やけど
      3. 骨折・捻挫の疑い
      4. 誤飲・中毒
      5. 熱中症
  8. 避難所での医療を受ける方法
    1. 避難所の医療体制
      1. 救護所・救護室の設置
      2. 巡回診療
      3. 処方箋発行・薬の手配 巡回医師は処方箋を発行できます。薬は災害用の備蓄薬から提供されたり、薬剤師が個別配送する場合も。 4 専門医療(透析・人工呼吸)
    2. 避難所で医療を受ける時の準備
      1. 避難所救護所の利用準備
  9. 子ども・妊婦・高齢者の特別な配慮
    1. 👶 子どもの医療備え
      1. 子ども専用の救急セット
      2. 母子手帳と予防接種記録
      3. 子ども医療電話 #8000
    2. 🤰 妊婦の医療備え
      1. 母子手帳とバースプラン
      2. 陣痛・出血時の対応
      3. 葉酸・鉄剤・つわり止めの確保
    3. 👵 高齢者の医療備え
      1. 持病・常用薬リストの作成
      2. 避難所では「要配慮者」申告
      3. 口腔ケアで誤嚥性肺炎予防
  10. FAQ|よくある質問5問
  11. まとめ|医療の備えは命に直結する防災
    1. 災害時の医療・薬の重要ポイント
    2. 💊 今日からできる医療備えの一歩
    3. 📚 関連記事(さらに学びを深める21記事)
      1. 💝 心と体の健康関連
      2. 🏠 在宅避難・避難方法
      3. 👨‍👩‍👧 家族・属性別の防災
      4. 🌸 季節・備蓄・装備

なぜ災害時の医療・薬の確保が命に関わるのか

「災害=ケガ」というイメージが強いですが、実は災害関連死の多くは「持病の悪化」が原因。怪我で亡くなる方より、薬が切れて持病が悪化して亡くなる方の方が多いのが現実なんです。

災害関連死における医療不足の実態

1

能登地震では300人以上の災害関連死

能登地震では、地震直接の死者数を「災害関連死」が大きく上回る事態に。原因の多くは持病悪化・避難疲れ・医療不足。能登半島地震から学ぶ7つの教訓でも詳しく解説しています。

2

1日でも薬が切れると命に関わる病気

糖尿病・心臓病・てんかん・甲状腺疾患・抗がん剤治療中の方など、薬を1日切らすだけで命に関わる病気が多数あります。「どうにかなる」は通用しません。

3

医療機関も被災する

災害時はかかりつけ医院も被災することが多く、いつものように薬を貰えません。能登地震では多くの医院が休診になり、患者は途方に暮れました。

4

避難生活で持病が悪化

避難所での寒さ・ストレス・栄養偏り・運動不足が、普段は安定していた持病を一気に悪化させます。避難所での生活サバイバル術完全ガイドでも触れていますが、慢性疾患のある方は特に注意が必要。

防災士・安心こちゃん

⚠️ 「健康だから関係ない」が一番危険
今は健康でも、家族(高齢の親・小さな子ども)に持病がある方は多いはず。家族の医療備えは、家族みんなの責任です。離れて暮らす親の防災でも触れていますが、特に高齢の親の医療情報を把握できていない方は、今日から動き始めましょう🌸

能登地震で起きた医療・薬不足の現実

能登半島地震で起きた医療現場の混乱は、私たちに多くの教訓を残しました。これは決して他人事ではありません。

能登地震で報告された医療・薬関連の課題

  • 多くの医院・調剤薬局が被災で休業
  • 大規模病院も電気・水道停止で機能低下
  • 処方箋がないと薬がもらえず、慢性疾患患者が困窮
  • 透析患者が透析難民に・・・遠隔地まで搬送
  • 糖尿病患者がインスリン切れで重症化
  • 心臓病患者が薬切れで心不全悪化
  • 避難所の寒さで肺炎・インフルエンザが流行
  • 口腔ケア不足で誤嚥性肺炎が高齢者に多発
  • お薬手帳を持参していない患者が多数(処方履歴不明)
  • 救急車を呼んでも到着まで数時間かかるケース
防災士・安心こちゃん

🌸 能登地震での実話
ある糖尿病の高齢男性は、避難所でインスリンが切れて意識を失いかけました。家族が必死に医療チームを探し、隣県の病院から取り寄せたインスリンでギリギリ命を取り留めました。「もし1日遅れていたら…」と家族は涙ながらに語っていました。普段から最低2週間分の備蓄があれば、こんな思いをせずに済んだのです。

災害医療の優先順位(トリアージ)

災害時、医療リソースは限られています。「トリアージ」という優先順位付けが行われ、以下の順で治療を受けます。

カテゴリ 状態 優先度
🔴 赤(緊急) 生命に直結する重症 最優先で治療
🟡 黄(準緊急) 放置で重症化する可能性 2番手で治療
🟢 緑(軽症) 歩ける・自分で対処可能 後回し(数時間〜)
⚫️ 黒(重篤) 救命困難 看取り対応

この現実を知っておくと、「軽症なら自分で対処する備え」の重要性が分かります。

お薬手帳の重要性と賢い使い方

災害医療において「最強の武器」と言われるのが、お薬手帳です。これがあれば、初めての医師でもあなたの体を理解し、適切な薬を処方してくれます。

お薬手帳でわかる10の重要情報

  • 処方されている薬の名前・量・回数
  • 服用期間と継続中の治療
  • 過去の処方履歴
  • アレルギー情報
  • 副作用歴
  • 持病・既往症
  • 身長・体重・血液型
  • 緊急連絡先・かかりつけ医
  • ジェネリック薬への切替可否
  • 飲み合わせの注意点

お薬手帳の3つの形態

1

📔 紙のお薬手帳(基本)

調剤薬局で無料で発行。処方箋を出すたびにシールを貼ってもらう。災害時は紙の方が確実(電池不要・水濡れ対策で防水袋に)。

2

📱 電子版お薬手帳アプリ

EPARKおくすり手帳」「日本調剤お薬手帳プラス」「マイナポータル」など。スマホで管理できて持ち運びが便利。家族分も一括管理可能

3

📷 スマホ撮影バックアップ

紙のお薬手帳全ページをスマホで撮影して保存。クラウドにもアップロード。これだけでも災害時に大活躍。今すぐできる最強の備え!

お薬手帳の準備チェックリスト

今日からできるお薬手帳の備え

  • 家族全員分のお薬手帳を作る(子ども・高齢の親の分も)
  • 最新の処方履歴を保つ(薬局でシール貼ってもらう)
  • スマホで全ページ撮影してクラウド保存
  • 防水袋に入れて防災リュックに常備
  • 家族と保管場所を共有(緊急時すぐ取り出せる)
  • 離れて暮らす家族とも情報共有
  • 3ヶ月に1回、内容更新
  • マイナポータルにマイナ保険証で連携(電子版バックアップ)
防災士・安心こちゃん

💡 「お薬手帳1冊で命が変わる」
能登地震でも、お薬手帳を持参して避難した方はすぐに代替薬を処方してもらえたそうです。逆に持参していない方は、医師が手探りで対応するしかなく、適切な薬が出るまで時間がかかった例も。お薬手帳は最強の防災装備と覚えてください🌸

持病別 災害時に困ること

持病によって、災害時に直面する問題は大きく異なります。あなたやご家族の持病に合わせた備えを意識しましょう。

糖尿病

🍱 インスリン・経口薬の確保が命綱

糖尿病、特にインスリン依存型(1型・2型でインスリン使用中)の方は、1日薬が切れても重症化します。低血糖・高血糖いずれも危険。

備えるべきこと:

  • インスリン・経口薬を最低2週間分備蓄
  • 血糖測定器・センサー・針も多めに
  • 低血糖時用のブドウ糖・砂糖を必携
  • 避難所では「糖尿病食」配給を申告
  • 運動・水分補給を意識的に
  • ストレスで血糖値が乱れることを認識
高血圧

🫀 急な血圧上昇は脳卒中リスク

高血圧は日本人の4人に1人が罹患する超・国民的な病気。災害時のストレス・睡眠不足で血圧が急上昇し、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります。

備えるべきこと:

  • 降圧薬を最低2週間分備蓄
  • 家庭血圧計を持参(腕巻き式)
  • 塩分高めの避難食(おにぎり・カップ麺)に注意
  • 毎日血圧測定して記録
  • 強い頭痛・しびれ・呂律困難があれば即救急
  • 水分・カリウム(野菜・果物)を意識
心疾患

💔 心筋梗塞・狭心症・不整脈

心臓病の方は、過度なストレス・寒冷・運動制限が引き金になります。能登地震でも、心臓病の悪化で関連死した方が複数。

備えるべきこと:

  • 狭心症発作時のニトロを必携
  • 普段の薬を最低2週間分備蓄
  • 胸の痛み・息切れがあれば即救急
  • 寒さ対策を最優先(冬の防災ガイド参照)
  • ペースメーカー使用者は医療機関に連絡
  • 過度な運動は避ける
喘息・呼吸器疾患

🫁 ホコリ・寒さ・感染症の三重苦

避難所のホコリ・カビ・寒さは喘息の大敵。発作で死亡する事故も能登地震で発生しました。

備えるべきこと:

  • 吸入薬(発作止め・予防)を必携
  • マスク・メガネで粉塵対策
  • ピークフローメーター持参(発作予兆検知)
  • 寒い場所・煙のある場所を避ける
  • 避難所の「アレルギー対応エリア」を活用
  • 発作時は躊躇せず救急車を
その他持病

🩺 がん治療・てんかん・甲状腺疾患・透析・難病など

抗がん剤治療中の方・てんかん・透析・難病など、専門治療が必要な疾患は災害時の影響が深刻です。

備えるべきこと:

  • 主治医・専門病院の連絡先を多重保管
  • 治療スケジュールのコピー
  • 透析患者は「透析施設リスト」を持参
  • 難病・障害者手帳のコピー
  • 必要な専門薬を最大限備蓄
  • 家族・支援者に病状を共有

災害時にすぐ使える医療相談窓口

災害時、医療機関に行けない・行きにくい時の相談窓口を知っておきましょう。命を守る連絡先です。

📞 緊急医療相談先(全国共通)

救急車・消防 (119)
緊急時(意識喪失・激しい胸痛・出血など)。災害時は到着遅延あり。
救急安心センター (#7119)
急病だが救急車を呼ぶか迷う時。看護師・医師が24時間相談に応じる。
こども医療電話相談 (#8000)
休日・夜間の子どもの急病相談。年齢別の対応アドバイスがもらえる。
日本中毒情報センター (072-727-2499)
誤飲・誤食・薬物過剰摂取など中毒の相談。24時間対応。
よりそいホットライン (0120-279-338)
心の不調・自殺念慮など。24時間無料。メンタルヘルスガイド参照。

地域別の医療情報の探し方

1

都道府県の救急医療情報サイト

各都道府県は「救急医療情報システム」を運営。当日診療している病院・診療科を検索可能。スマホでブックマーク推奨。

2

日本医師会「災害医療情報」

大規模災害時、JMAT(日本医師会災害医療チーム)が現地に派遣されます。被災地域の医療情報をリアルタイム発信。

3

避難所の救護所・巡回診療

避難所には救護所・巡回医療チームが設置されることが多いです。受付に「医療相談したい」と申告するだけで対応してもらえます。

処方薬の備蓄と保管ルール

処方薬の備蓄は「最低2週間、できれば1ヶ月分」が目安。ただし保管にも注意が必要です。

備蓄量の目安

薬の種類 最低備蓄量 理想備蓄量
命に関わる薬(インスリン・降圧薬等) 2週間分 1ヶ月分
慢性疾患薬(普段服用) 1週間分 2週間分
頓服薬(発作時のみ) 5回分 10回分
常備薬(風邪薬・痛み止め) 1週間分 2週間分

処方薬の備蓄方法

STEP 1

主治医・薬剤師に相談:「災害備蓄として多めに処方してほしい」と相談。多くの場合、対応してもらえます。

STEP 2

診療間隔を活用:次の診察までの分+α(1〜2週間分)を多めに保管する習慣を。

STEP 3

ローリングストック:備蓄薬は使用期限管理が重要。ローリングストックのやり方完全ガイドと同じ要領で、新→古→使用の流れを作る。

STEP 4

保管環境を整える:直射日光・高温多湿を避ける。冷蔵保管薬は別保管。

処方薬の保管ルール

正しい保管方法

  • 直射日光を避ける
  • 湿度の低い場所(寝室・引き出し内)
  • 子どもの手の届かない場所
  • 使用期限を月1回チェック
  • 冷蔵保管薬(インスリン等)は冷蔵庫の決まった場所
  • 防災リュックには1週間分を分けて入れる
  • 家のあちこちに分散保管(火災・倒壊リスク回避)

NGな保管方法

  • キッチン・お風呂など湿度の高い場所
  • 車内(夏は高温・冬は凍結)
  • 子どもが手にする可能性のある場所
  • 使用期限切れの薬と混在
  • 裸で放置(湿気・直射日光に晒す)
  • 防災リュックに大量に入れる(分散すべき)

救急医療(怪我・急病)の対応

災害時は救急車がすぐ来ないのが現実。家族で応急処置ができるようにしておきましょう。

家庭の救急セット必須リスト

🚑 家族のための救急セット

絆創膏(各サイズ・防水)
滅菌ガーゼ・包帯
三角巾・テーピング
消毒液(マキロン等)
綿棒・ピンセット
体温計(電子式)
解熱鎮痛剤(成人用・子ども用)
胃腸薬・整腸剤
経口補水液(粉末タイプ)
湿布・捻挫サポーター
瞬間冷却パック
マスク・使い捨て手袋
アルコール消毒シート
爪切り・小ばさみ
トゲ抜き
日焼け・かゆみ止め軟膏

家庭でできる応急処置5パターン

1

切り傷・擦り傷

水道水で洗浄(水道がない場合はペットボトル水)、②清潔なガーゼで圧迫止血(5分以上強く圧迫)、③消毒+絆創膏。出血が止まらない・深い傷は救急へ。

2

やけど

すぐ流水で15〜20分冷やす、②水ぶくれは破らない、③清潔なガーゼで保護。広範囲・水ぶくれ・顔のやけどは救急。

3

骨折・捻挫の疑い

動かさない・固定する(三角巾・添え木で)、②冷却、③救急受診。骨が見える・大量出血は重症なので救急車。

4

誤飲・中毒

口の中の異物を取る(無理に吐かせない)、②意識確認、③日本中毒情報センター(072-727-2499)に電話または救急。

5

熱中症

涼しい場所へ移動、②衣服を緩める、③体を冷やす(首・脇・足の付け根)、④経口補水液。意識朦朧・けいれんは救急。詳しくは夏の防災完全ガイドを。

避難所での医療を受ける方法

避難所には医療チームが派遣されるのが一般的。正しく利用すれば、医療を受けられます。

避難所の医療体制

1

救護所・救護室の設置

大型避難所には救護所が設置されます。看護師・保健師が常駐し、医師も巡回。気軽に相談できる窓口です。

2

巡回診療

DMAT(災害派遣医療チーム)・JMAT(日本医師会災害医療チーム)が避難所を巡回。スケジュールが避難所内に掲示されます。

3

処方箋発行・薬の手配 巡回医師は処方箋を発行できます。薬は災害用の備蓄薬から提供されたり、薬剤師が個別配送する場合も。 4 専門医療(透析・人工呼吸)

透析患者・在宅酸素・呼吸器使用者は、避難所では対応不可。隣接の病院に搬送されます。早めに申告を。

避難所で医療を受ける時の準備

避難所救護所の利用準備

  • お薬手帳を必ず持参
  • 健康保険証(コピーでもOK)
  • マイナ保険証も有効
  • 身分証明書
  • 医療費は災害時無料化される場合あり(災害支援金ガイド参照)
  • 症状・経過を簡潔にメモして渡す
  • 家族の症状もまとめて相談
  • 「優先順位」のトリアージを理解する

子ども・妊婦・高齢者の特別な配慮

家族構成によって、医療上の配慮はさらに細やかに。属性別の特別な備えを見ていきましょう。

👶 子どもの医療備え

1

子ども専用の救急セット

子ども用解熱剤・整腸剤・絆創膏(キャラクター付き)・湿布・抗ヒスタミン薬。子ども用防災グッズおすすめ10選に詳しいリストあり。

2

母子手帳と予防接種記録

母子手帳は医療最強の武器。予防接種記録・成長記録・既往症すべて記載されています。育休・産休パパママ防災ガイドも参照。

3

子ども医療電話 #8000

子どもの急病で迷ったら、まず#8000。看護師・医師が年齢別の対応をアドバイスしてくれます。

🤰 妊婦の医療備え

1

母子手帳とバースプラン

母子手帳は妊婦の最重要書類。出産予定日・既往症・血液型・アレルギーすべて記載。

2

陣痛・出血時の対応

災害時の陣痛・出血はすぐ救急車。妊娠後期は受診先病院の連絡先を必携。

3

葉酸・鉄剤・つわり止めの確保

妊娠中の薬は赤ちゃんにも影響。処方薬を多めに備蓄。市販薬は必ず医師確認。

👵 高齢者の医療備え

1

持病・常用薬リストの作成

高齢者は持病が複数のことが多く、整理されたリストが命綱。家族で共有。高齢者向け防災対策おすすめ10選も参照。

2

避難所では「要配慮者」申告

避難所で「要配慮者」と申告すると、福祉避難所への移送・特別対応が受けられます。遠慮しないで。

3

口腔ケアで誤嚥性肺炎予防

避難所で起きやすい誤嚥性肺炎(口の中の細菌が肺に入って起きる)。歯ブラシ・口腔ケアシートを必携、毎日3回口の中をきれいに保つ。能登地震でも多発した死因です。

FAQ|よくある質問5問

薬を飲み忘れて、いつもの倍を飲んでも大丈夫?
基本的に「倍量摂取は厳禁」です🌸 ①薬には種類によって対応が違う(降圧薬は二度飲みすると低血圧で危険、糖尿病薬は低血糖、心臓病薬は致命的不整脈)、②気づいた時点で次の服用時間が近ければスキップ、③判断に迷ったら#7119(救急安心センター)かかりつけ薬局に電話、④お薬手帳に記載されている服用方法を確認、⑤「飲んだか飲んでないか」を曖昧にしない(チェック表をつける)、⑥家族と服薬状況を共有、⑦飲み忘れ防止アプリ(MEDICAL DATA等)を活用。災害時は特に飲み忘れが起きやすいので、毎日決まった時間にアラームを設定するのが有効です。
処方薬がなくなった時、ジェネリック薬で代用できる?
多くの薬はジェネリック代用可能です🌸 ①ジェネリック医薬品は先発薬と同じ有効成分(効果はほぼ同じ)、②お薬手帳に「ジェネリック可」と記載があれば変更OK、③避難所の救護所では多くの場合ジェネリック、④ただし「ジェネリック不可」と記載の薬は変更不可(主治医の判断あり)、⑤慣れない薬で副作用が出ることもあるので、変更後数日は注意観察、⑥抗てんかん薬・甲状腺薬は変更による影響が大きい場合あり要相談、⑦緊急時は「効果のある薬を確保する」が最優先。普段からかかりつけ薬剤師と「災害時の対応」を相談しておくと安心。
マイナ保険証だけで避難所の医療は受けられる?
基本的にはマイナ保険証で受診可能ですが、注意点があります🌸 ①マイナ保険証読取機がない仮設救護所では使えない、②停電・通信障害時はマイナ保険証も機能しない、③従来の健康保険証も併用持参が安心、④マイナポータル連携でお薬手帳・診療履歴が見れる(便利)、⑤暗証番号忘れ・カード紛失リスクに注意、⑥子ども・高齢者は健康保険証コピーも持参、⑦災害時は保険証なしでも医療を受けられる(後日対応)。能登地震では「健康保険証なくても診療OK」の特例措置が出ました。とにかく必要な医療は受けるを優先してください。
透析を受けています。災害時に透析難民にならないためには?
透析患者の災害備えは特に重要🌸 ①主治医とかかりつけ施設で「災害時の対応プラン」を作成、②近隣・遠方の透析施設リストを作成、③「日本透析医会・災害情報ネットワーク」を平時から確認、④透析を受けた直後の災害発生では水分・カリウム制限を再強化、⑤透析患者用備蓄食(低塩・低カリウム)、⑥シャント保護(タオル等で守る)、⑦避難所到着後すぐ「透析必要」と申告(早期搬送のため)、⑧家族と「もし透析できなかったら」の話し合い、⑨遠方の親戚宅・透析施設での受け入れも確保。能登地震では透析難民が他県まで搬送される事態に。平時の準備が命綱です。
災害時のメンタル不調で薬が必要そうです。どこに相談すれば?
災害後のメンタル不調は正常な反応です🌸 ①よりそいホットライン(0120-279-338):24時間無料相談、②避難所の救護所で「気分が落ち込んでいる」と相談、③地元の精神科クリニック・心療内科(被災していなければ)、④こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)、⑤都道府県精神保健福祉センター、⑥こころのケアチーム(DMHEAT):大規模災害時派遣、⑦普段の精神科処方薬は2週間分以上備蓄。詳しくは災害時のメンタルヘルス完全ガイドを参照してください。「薬で楽になることは弱さではない」、これが災害医療の基本です🌸

まとめ|医療の備えは命に直結する防災

災害時の医療・薬の重要ポイント

  • 災害関連死の大きな原因が「持病悪化」
  • 能登地震ではお薬不足で命を落とした方が複数
  • お薬手帳は最強の防災装備。スマホ撮影バックアップを今すぐ
  • 持病別に対応:糖尿病・高血圧・心疾患・喘息など
  • 緊急医療相談先:119・#7119・#8000・0120-279-338
  • 処方薬は最低2週間、できれば1ヶ月分備蓄
  • 家庭の救急セットで軽症は自己対応できるように
  • 避難所の救護所・巡回診療を遠慮なく利用
  • 子ども・妊婦・高齢者は属性別の配慮が必要
  • 健康があってこそ命が守れる。医療備えは最重要防災
防災士・安心こちゃん

🌸 最後に、あなたへのメッセージ
今日のテーマは「医療と薬」——もっとも命に直結する防災です。家具固定や食料備蓄も大事ですが、薬を切らした糖尿病患者が亡くなる現実を前にすると、医療の備えこそ最優先だと痛感します。
今すぐできることは、ただ一つ。お薬手帳をスマホで撮影してクラウドに保存すること。それだけで、あなたや家族の命を救う武器になります。
南海トラフ最前線の四国に住む私も、家族みんなのお薬手帳を電子化済み。今夜、あなたとあなたの家族の分も、一緒にやりませんか?🌸

💊 今日からできる医療備えの一歩

まずは「お薬手帳をスマホで全ページ撮影」!
続いてクラウド保存・家族で共有🌸

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